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陰日向に咲く      


2008年 日本   

<監督>平川雄一朗
<キャスト>岡田准一 , 宮崎あおい , 伊藤淳史 , 塚本高史 , 西田敏行 , 三浦友和 , 平山あや , 劇団ひとり , 堀部圭亮

<ストーリー>
台風が接近中の東京。パチンコが好きで、借金まみれのシンヤ(岡田准一)。母親のかつての片思いの相手を探している寿子(宮崎あおい)。25歳の売れないアイドル(平山あや)を応援するゆうすけ(塚本高史)。エリートサラリーマンなのに、ホームレスのモーゼ(西田敏行)に憧れるリュウタロウ(三浦友和)。様々な人生が、次第に重なり合って・・・。

<感想>
原作は読んでいませんが、岡田准一が主演!ということで、見てきました(^^)。
元は連作短編集ということで、どんな感じだったのでしょう。
映画では、4つのストーリーがあって、それぞれの人間模様が描かれていますが、ひとつひとつの話が短いせいか、感情移入出来ないままに、話が進んでいってしまいました。

借金まみれの末、オレオレ詐欺をしようとする彼の苦悩が伝わってきませんし、あんなオレオレ詐欺はアリですか?(^^;。
寿子の母親の恋は淡い片思いに過ぎず、相手にとっては、どうなのでしょうか。
モーゼの話は、ちょっと不愉快になりました。
売れないアイドルの話は、「キサラギ」を思い出しましたね〜。

ラスト近くになると、一つ一つの話が繋がって、盛り上がるところなのですが、ありきたりすぎるような、わざとらしいような、そんな気がして盛り上がれませんでした。満員の映画館では、泣いている人も、何人かいましたが、私は、ちっともそんな感覚になれませんでした(^^;。
また、アイドルの話だけは、他の話と繋がりがなかったのが、なんで?という気がしました。だからあの黄色い傘を飛ばしたのかな。
キャストが豪華なだけに、なんだかもったいない映画でしたねぇ。
まあ、岡田君を大画面で見ることが出来たので、良しとしましょうか(^^)。(2008,02,02)



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