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君の名は。      


2016年 日本 
アニメ   

<監督>新海誠
<声のキャスト> 神木隆之介 , 上白石萌音 , 長澤まさみ , 市原悦子

<ストーリー>
田舎町に暮らす高校3年生の三葉(声:上白石萌音)は、ある日、自分に不思議な現象が起こっていることに気づいた。一方、東京の高校生、瀧(声:神木隆之介)も違和感を感じていた。そして、二人は、自分たちが時々入れ替わっていることを確信するのだった・・。

<感想>ちょっとネタバレがあります

今年、日本だけでなく、世界でも話題騒然のこの作品、重い腰を上げて、やっと見に行きました。

日本のアニメと言えば、ジブリぐらいしか見たことがなかったので、なんだか、とてもとても新鮮でした。
高校生の初々しい恋バナや、日常生活が、きれいなアニメで描かれています。

話題になった、実物そっくりの風景は、どちらの土地にも、思い入れがないので、感動こそしませんでしたが、美しい日本の風景は、堪能できました。

声優も、メインは、俳優さんが演じていましたが、全く違和感なく、映像に集中できたのも、好印象です。

これだけの大ヒットですから、高校生の男女が入れ替わる映画だ・・・ぐらいは知っていましたが、
予告編や、映画の解説では得られなかったある大きな事件も起こって、そこから、びっくりするやら、ハラハラするやら、やきもきするやら、いろいろな感情が湧き起こってくるファンタジーでした。
予告編を見た時は、大林宣彦監督の名作「転校生」を想像しましたが、本編を見ると、「イルマーレ」も彷彿としました。
このふたつのファクターがうまい具合に融合して、この名作が出来たのだと思います。

一瞬も退屈させることなく、フィナーレまで一気に突き進む新海監督の力量は、素晴らしいですね。
コミカルなシーンは笑いながら、そして、後半は時々ウルッと涙がにじみ、ラストは、とうとうウルウルしてしまいました。
監督の他の作品も見たくなりました。(2016,12,10)



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