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感染列島      


2008年 日本 サスペンス・パニック   

<監督>瀬々敬久
<キャスト>妻夫木聡 , 檀れい , 池脇千鶴 , 光石研 , 佐藤浩市 , 藤竜也 , カンニング竹山 , 田中裕二 , 太賀

<ストーリー>
正月明けのいずみ野市立病院にひとりの患者が運び込まれる。救命救急医、松岡剛(妻夫木聡)が、昨日診察した患者だったが、症状が急変していて死亡してしまう。その後、似たような症状の患者が次々に運び込まれ、さらに医療スタッフまでもが感染して、病院はパニック状態になる。同時期に鳥インフルエンザも発生していて、新型インフルエンザと想定さるが、ワクチンも、治療薬も、効かないまま、感染は、拡大してゆく・・・。

<感想>
評判がイマイチ良くないこの映画ですが、まさに、この正月、元旦からインフルエンザに罹患した私としましては、とてもリアルに感じる映画で、激しく感情移入してしまいました。あれが、新型インフルエンザだったら・・・と思うと、ゾッとしますから・・・(TT)。

映画を見る上で、心配した医療関係の違和感も感じず、しっかりとした知識を持って、映画が作られてあると思いました。まあ、特に先日見た「L change the World」が、あまりにもひどかったので、とりわけ強くそう感じたのかもしれませんが・・・(^^;。

そんなわけで、映画の中にすぐに入り込んでしまい、医師や、看護士たちの奮闘する姿を見ては泣き、鶏の飼育業者の家族の苦悩を見ては泣き、多くの亡くなる人たちを見ては泣く・・・トータル、だいぶ泣いてしまいました(^^;。

もちろん、つっこみ所もありましたよ〜。
妻夫木くん演じる松岡剛が、活躍しすぎ!どうして、彼が、原因の調査で現地まで飛ばなくちゃならないのーーー???(^^;。あれは全く意味のないシーンでした。
それから、映画としての広がりを感じられませんでした。「感染列島」というより「感染病院」ぐらいの規模の話で収まってしまいました。感染の広がりは、数字で示されるだけで、政府の対応とか、全く出てこないのでは、実感が伴いませんでした。
そして、涙腺を刺激するメインとなるはずの妻夫木+檀れいのエピソードが、全く泣けなかったのもイタい(^^;。

とはいえ、この映画を見て得た教訓はありました。食糧の備蓄は、各個人で、3週間分、しておくべきだということです。チキンラーメンでも、箱で買っておこうかな〜〜。(2009,01,21)



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