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怪物はささやく      


2016年 アメリカ・スペイン (A MONSTER CALLS)
ファンタジー   

<監督>J・A・バヨナ
<キャスト> ルイス・マクドゥーガル , シガーニー・ウィーヴァー , フェリシティ・ジョーンズ , ジェラルディン・チャップリン , リーアム・ニーソン(声の出演)

<ストーリー>
13歳のコナー少年(ルイス・マクドゥーガル)の母親(フェリシティ・ジョーンズ)は、重い病気のため、余命わずかだった。悲しみに沈む少年の前に、大木の怪物が現れる・・・

<感想>
久しぶりの号泣映画でした(T_T)。
子供の病気の映画は、絶対に泣いてしまうので、あまり見ないようにしているのですが、
この映画は逆パターンで、母親が病気の話です。

父親は遠くに住んでいて新しい家族があり、世話をしてくれる祖母は厳しく、学校ではいじめられている・・・。
そんな孤独な少年の唯一の心のよりどころの母親が、もうすぐ死のうとしているのです。
その設定を知っただけでも、涙が出てきてしまいます(T_T)。

そんな少年の前に、大木の怪物が現れて、三つのお話をし始めるのでした。

愛する人を失いそうな人の悲しみは、どれほど深いことでしょう。
時には、病気を呪い、いなくなってしまう相手を恨み、そして自分を責めてしまうものかもしれません。
この映画の少年も、母親を助けられないのは自分のせいだと思い込んでいるのです。
まだ幼い少年に、そんな試練が降りかかっているとしたら、見ているこちらは、泣くしかありません(T_T)。

脇もしっかり固めてありますが、主演で、コナー少年を演じているルイス・マクドゥーガルが、素晴らしいです。

シヴォーン・ダウドの原案をパトリック・ネスが完成させた児童文学の映画化作品だそうです。
彼の他の作品も、読みたくなってしまいました。(2019,04,21)



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