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さよなら、僕らの夏      


2004年 アメリカ アドベンチャー・犯罪・スリラー   

<監督>ヤコブ・アーロン・エステス
<キャスト>ロリー・カルキン , トレヴァー・モーガン , スコット・ミシュロウィック

<ストーリー>
アメリカ、オレゴン州の小さな町。少年サム(ロリー・カルキン)は、同級生ジョージ(ジョシュ・ペック)にいじめられて悩んでいた。サムの兄、ロッキー(トレヴァー・モーガン)は、そんな弟のために、ある計画を立てて、ジョージに仕返しをしようとする。しかし、ジョージを呼び出して、一緒に遊んでみると、意外とジョージは、いいヤツだった。サムは、計画の中止を兄に申し出るのだが・・・。

<感想>
も含まれているかも知れません。そもそも、邦題そのものがネタバレっぽいですが・・・(^^)。原題は、「MEAN CREEK」。

子供の頃のちょっとした思いつきや、計画。それは、心躍るものですが、思いがけないアクシデントで、時には、取り返しの付かないことになってしまうこともあるのです。
この映画でも、はじめは、よくある、ただの子供同士のいざこざだったのに・・・。

見ていて胸が痛くなりました。子供たちのそれぞれの思いが、よく分かります。なんであんなことになったのか、もし、あの時ああしていれば・・・。
小川を下る美しい風景を背に、良くないことが起こりそうな不穏な予感に、胸がざわつきます。

めったにないことですが、ただの遊びのつもりが、こんな悲惨な結果になってしまうこともあるわけで、それは、不幸だったというしかないです。それぞれの子たちが置かれている生活環境も、よく描かれていて、こうなってしまう道筋がつけられています。
まだ幼い彼らの背負ったものが、あまりにも大きくて、やりきれませんでした。

子どもたちの演技がすばらしいです。(2008.01.25)



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