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ザ・コール [緊急通報司令室]      


2013年 アメリカ (THE CALL)
犯罪・スリラー   

<監督>ブラッド・アンダーソン
<キャスト>ハル・ベリー , アビゲイル・ブレスリン

<ストーリー>
緊急通報司令室勤務のベテランオペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、不法侵入の通報を受けるが、ミスをして、通報者を救うことが出来なかった。そのことがトラウマとなってしまった彼女だったが、今度は、誘拐されて車のトランクに押し込められたという少女(アビゲイル・ブレスリン)からの緊急通報を受ける・・・。

<感想>
911(緊急通報司令室)とは、日本で言う、110番と119番を合わせた緊急通報電話で、
通報者からの様々な電話を受けるオペレーターは、警察官ではなく、訓練を受けた民間人だそうです。
”緊急通報”と言えども、ちょっとしたケンカや、たわいもないことの通報も多いわけですが、中には、命に関わるような通報も、もちろん含まれています。
特に銃社会のアメリカでは、日本に比べて、そういう緊急性のある通報も、多そうですよね。
大事件につながる通報もあるでしょうし、その時のオペレーターの対応によっては、人の死に直結してしまうこともあるかもしれないわけで、オペレーターの責任は重大です。

映画は、そんな電話を受けたハル・ベリー演じる、ジョーダンが主人公です。
彼女の働く様子を見ると、その一言一言が、どれほど重要か、ひしひしと感じられました。

通報者の話を聞きながら、さまざまな情報を入手して、それをすぐさまモニターに打ち込み、その事件の起こっている場所、被害者や加害者の名前、顔写真なども、特定してゆきます。

また、パニック状態にある被害者を落ち着かせながら、犯人から、被害者を守らなくてはなりません。

舞台となるのは、ほとんどが、オペレーター室で、被害者とは、声でつながっているだけ。
にもかかわらず、とても緊迫感のある映画で、映画を見ながら、息をするのも忘れそうでした(^_^;。

終盤近くまでは、そんな感じて、とても引き締まったいい映画だったのに、彼女が行動を起こすあたりから、現実味のない話になってしまって、それだけが、ちょっとがっかりでしたねーーー。

主演のハル・ベリーは、オペレーターの女性を緊迫感あふれる表情で演じています。
見ていて、極度の緊張状態にある彼女の恐怖が、こちらにも伝わってくるようでした。

被害者の少女役には、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。
あの頃まだ幼児体型だった彼女も、もうすっかり、綺麗なティーンに成長していました(*^o^*)。(2014,10,13)



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