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スティーブン・キング ドランのキャデラック      


2009年 イギリス・アメリカ(DOLAN'S CADILLAC)
犯罪・ホラー・スリラー

<監督>ジェフ・ビーズリー
<キャスト>クリスチャン・スレイター , ウェス・ベントリー

<ストーリー>
教師のトム・ロビンソン(ウェス・ベントリー)は、同じく教師の妻エリザベス(エマニュエル・ヴォージエ)と、幸せな生活を送っていた。しかし、ある日、エリザベスが殺人現場を目撃したことから、生活がガラッと変わってしまう。犯人は、悪名高きギャングのボス、ジェームズ・ドラン(クリスチャン・スレイター)。彼女は、警察に保護してもらうことを条件に、証言することにするのだが・・・。

<感想>
スティーブン・キング原作ながら、日本未公開作品です。

キングは好きですが、これは、原作未読だったので、結末を知らず、最後までハラハラしながら見ることが出来ました。

何しろ、ギャングのボス、ドランが、どれほど怖い男なのかを表現するナレーションがすごいんです。


・・・・
見た目はごく普通の男だ
だか奴が笑うと鳥は死に
奴ににらまれると
前立腺が腐り小便が燃える
奴のツバで草は枯れる
・・・・
千の悪魔の異名を持ち
オオカミを呼び
カラスと暮らす
・・・・


前立腺がどうのこうのっていう感覚は、女性の私には、全く分からないのですが(^^)、
男性がこれを聞いたら、やっぱり、縮み上がってしまうって事なんでしょうかね〜(^^)。

ドラン役は、お久しぶりの、クリスチャン・スレイター。
なるほど、眼光鋭く、血も涙もなさそうな感じですが、
でも、私のイメージでは、ちょっと小粒な感じがしてしまいました。
もっと、見るからに怖そうな人の方が、良かったかな〜〜と思うけど、
”見た目はごく普通の男”っていうんだから、適役なのかな。

ストーリーは、強烈で究極な、復習劇でした。
生半可なことでは、復習できないと悟った後のトムの行動が、何しろすごい!!(^^)。
穏やかな教師をここまで追い込んでしまったドランの完璧な負けですね。(2010,11,04)



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