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さらば愛しき女よ      


1975年 アメリカ (FAREWELL, MY LOVELY)
犯罪・ミステリー・スリラー   

<監督>ディック・リチャーズ
<キャスト> ロバート・ミッチャム , シャーロット・ランプリング , ハリー・ディーン・スタントン , シルヴェスター・スタローン

<ストーリー>
私立探偵のマーロウ(ロバート・ミッチャム)は、ある夜突然、見知らぬ大男(ジャック・オハローラン)に声をかけられ、仕事を依頼されるが、その後、不可解な事件に巻き込まれてゆく・・・。

<感想>
この年代の映画は、あまり見たことがなく、どうしようかなーーーと思いながら見始めました。
今のように、最新の銃弾が飛び交うわけでもなく、若いイケメン俳優が登場するわけでもないのですが、妙に味わいのある、映画でした。
原作は、レイモンド・チャンドラーの同名小説で、彼は、同時期の作家とともに、”ハードボイルド探偵小説”を生み出したとされているそうです。
なるほど、これぞ”ハードボイルド”なんですね。

主役の私立探偵マーロウを演じるのは、ロバート・ミッチャム。
ハンサムではないですが、味わいのある顔・・・というのでしょうねぇ(^_^)、男の哀愁たっぷりで、一つの表情が、いろいろな意味を醸し出しているようなお顔をされてます。

ストーリーは、なかなかややこしく、一度見通してから、ゆっくり頭の中で反芻しました(^_^;。
複数回見た方が、映画の醍醐味をさらに感じられるのかもしれません。

古い映画なので、キャストにも注目です。
謎の女を演じるのは、なんとシャーロット・ランプリング。
ちょっと堅さも感じますが、美しいです。
美しいだけでなく、内に謎を秘めた役どころがぴったりで素晴らしい。
そして、ちょい役には、なんとシルベスター・スタローンも。
彼の特徴ある顔は、どんなちょい役でも、見逃すことはありませんね(^_^)。

それこそ、バーボンか、ブランデー片手に深夜、ゆったりと見たい映画です。

ただ、日本では、DVDは、発売されてなく、→は、輸入盤です(いいお値段!!)。
あとは、VHSとレーザーディスク!があるようです。(2016,10,02)



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