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しあわせの隠れ場所      


2009年 アメリカ(THE BLIND SIDE)
伝記・スポーツ   

<監督>ジョン・リー・ハンコック
<キャスト>サンドラ・ブロック , クィントン・アーロン , キャシー・ベイツ , リリー・コリンズ

<ストーリー>
裕福な主婦、リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)は、ある夜、家族と車で帰宅途中に、子どもたちと同じ学校に通う黒人少年(クィントン・アーロン)を見かけ、家に連れ帰る。その後、彼の後見人になった彼女は、彼のある才能に気がつく・・・。

<感想>
実在のNFL選手、マイケル・オアー選手の実話の映画化です。
主演のサンドラ・ブロックは、昨年のアカデミー主演女優賞を見事獲得しました!!

白人の裕福な主婦が、親切心から、黒人少年の世話をすることになり、
さらに、彼の才能を見いだして、プロのアメリカンフットボール選手に育て上げた物語です。

ほとんど見ず知らずの、しかも黒人の浮浪者のような少年を家に泊めた彼女の度胸は、たいしたものです。
もし彼が犯罪者だったら、最悪の事態も考えられたわけですからね〜。
比較的安全な日本だって、今やそんなこと、恐ろしくて出来ません(^^;。
もちろん、家族は、少々戸惑ったりしていましたが、
一家の主婦であるリー・アンに対する信頼感が厚いのか、それとも、何を言っても無駄だと思っているのか(^^)、文句も出ずに、すんなりと受け入れます。

もしマイケルが、リー・アンと、あの夜、出会わなかったら・・・。
もしくは、家族に受け入れられなかったら・・・。
運命って、不思議な縁をもたらすんですね〜。

その後の彼女の怒濤の行動力、すごかったです。
正しいと思ったことは、一直線に突き進んでいく性格なんでしょう、きっと。

私は、アメフトのルールが分からないので、ゲームが、どうなっていて、彼の活躍がどうだったのか、さっぱり分からなかったのですが、
まあ、それでも、すごいことだったんだと言うことは、よく分かりました。

ラストは、冒頭に戻りますが、
そんなことが問題なの??という気もしました。
色々大変なのね〜(^^)。

あまりにも、美しい善意の話で、その辺りがちょっとだけ鼻につきましたが、
サンドラの演技が、とても好感を持てたので、映画もさわやかに見終えることが出来ました。

さっぱりと、そして、きっぱりとしていて、決断も早く、男勝りなリー・アンの役は、まさにサンドラにぴったり。
見ていて、気持ちがいいほどの潔さでした。(2011,02,27)






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