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人生、ここにあり!      


2008年 イタリア (SI PUO FARE)
コメディー   

<監督>ジュリオ・マンフレドニア
<キャスト> クラウディオ・ビシオ , アニタ・カプリオーリ , ジュゼッペ・バッティストン

<ストーリー>
1983年、ミラノ。労働組合員のネッロが、新たに赴任した場所は、精神病院の”元患者”たちのいるグループホーム。今までの職場と勝手が違い、戸惑うネッロだったが、なんとか”元患者”たちとコミュニケーションを取る・・・。

<感想>
イタリアの労働組合員と、精神病”元”患者達との実話を元にした映画だそうです。

社会構造や法律が日本とは大分違うようなので、最初は、大いに戸惑いました。
イタリアでは、精神病院廃絶法が制定され、患者達は、病院ではなく、グループホームで生活しているらしいのです。

病院のようで、病院でない精神病患者の集うグループホームは、それなりに自由そうな感じでしたが、そうかといって、みんな溌剌としているわけではなく、やる気がなくて、ただただ、だらだらとしている様子。
そこへ熱血組合員のネッロがやってきます。
しかし、最初は、彼らに対する知識もなく、戸惑っていましたが、すぐに持ち前の情熱で態勢を整え、彼らの指導?を始めます。
えっ?!医師でもないただの素人の組合員が、こんなことしていいの?!みたいな感じでしたが、これが、イタリア流なんでしょうかね(^_^)。

それからのネッロの行動力はすごかったです。
”元患者”たちの集団なので、危なっかしいところも多々あって、色々な騒動が巻き起こります。
監督者がネッロだからいいようなものの、普通の人なら、胃潰瘍になりそうです(^_^;。

でも、彼らの生き生きとした様子は、どうでしょう!!
目的を持って働いて、賃金を貰い、そして、将来の夢を持つことで、人は、生き生きと耀き始めるのです。
悲しい出来事もありましたが、それを乗り越えて、次のステップへと進んでゆく彼らの姿は、とても頼もしく見えました。

もし、この舞台が、日本だったら、このように、周囲の人間が、彼らを普通に受け入れる事が、はたして出来るでしょうか。
そう考えると、まだまだ日本は、未熟だなと感じつつ・・・。 (2015,11,29)



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