殺人の告白　　　　　 ２０１２年　韓国　（CONFESSION OF MURDER） サスペンス・アクション　　　 ＜監督＞チョン・ビョンギル ＜キャスト＞チョン・ジェヨン , パク・シフ , キム・ヨンエ ＜ストーリー＞ 連続殺人事件を追っていたチェ刑事（チョン・ジェヨン）は、犯人を追い詰めるが、逆襲されて取り逃がしてしまう。そして、時効が成立した２年後、犯人は、殺人の告白本を出版して、一躍時の人となる・・・。 ＜感想＞ この題名を見れば、韓国映画を知っている人なら、あの名作「殺人の追憶」を思い出すことでしょう。 なので、あの柳の下を狙ったしょうもない作品か？と、嫌な予感を抱えながら見たのですが、なかなか面白かったです。 殺人を犯した犯人が、時効後、その告白本を出し、しかも、その男が、なかなかの男前だったために、一躍話題騒然。 本を売るだけでなく、マスコミにも登場したりと、その行動は、派手になる一方だった。 しかし、その影には、その男に、殺された被害者の家族もいるし、また、彼を追って傷ついた刑事もいた・・。 これは、脚本も書いた監督のチョン・ビョンギルのアイディアが出色でした。 前半は、殺人事件を扱った、暗くて重苦しいアクション作ながら、あれ？これって、コメディー作品だったの？？？と思うようなところもあり、なんだか不思議な作風でしたが、終盤は、面白くて、目が離せなくなりました。 刑事役のチョン・ジェヨンも、なかなかいいですし、犯人のキャラクターも、そして演じた俳優さんも、不気味で、印象的でした。(2014,10,01)