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そして、ひと粒のひかり      


2004年 アメリカ・コロンビア スリラー・犯罪   

<監督>ジョシュア・マーストン
<キャスト>カタリーナ・サンディノ・モレノ , イェニー・パオラ・ベガ

<ストーリー>
コロンビアの田舎町のバラ農園で働くマリア(カタリーナ・サンディノ・モレノ)は、ある日、妊娠していることに気がつく。また、職場の上司とのトラブルで、仕事も失ってしまう。しかし、子供の父親であるボーイフレンドとは結婚する気もない彼女は、町で、仕事を探そうとするが、ダンスパーティーの会場で知り合った男から、ある仕事を紹介される・・・。

<感想>
衝撃的でした。
こういう話は聞いたことはありましたが、こんな、何処にでもいるような、普通の女の子が、いとも簡単に、この仕事をしてしまうとは、信じられない思いです。
でも、最初は、南米の何処の国の話なのか分からず見ていたのですが、コロンビアだったら、こんな事もあるだろうなと、変な納得の仕方をしてしまいました。
やはりコロンビアと言えば、一番に思い浮かべるのは、コーヒー、そして、麻薬です。
大量に生産される麻薬をいかにして、アメリカに持ち込み、利益を発生させるか。それが彼ら、麻薬組織にとっては、一番の課題なのかもしれません。
その結果が、これです。
人の命よりも、まず、麻薬。
でも、彼女たちにとっては、これによって得られる報酬は、限りなく魅力的なのに違いありません。1回の仕事で、5000ドル。日本円では59万円ほどですが、コロンビアでは、家を買えるって言ってました。これは、もしかすると、彼女が地元で一生働いても、稼げないような額なのかもしれないですからねぇ。
アメリカの空港も、その辺は、熟知していて、コロンビアからの入国は、特に厳しいような気がします。

それにしても、あの麻薬の一粒の大きいこと・・・(^^;。あれを飲み込むのは、本当に辛そうでした。おかげで、ブドウでの練習の所から、なんだか気分が悪くなってしまいました(T_T)。
しかも、あれを、あんなに大量に。しかも、出すときも、辛そうで・・・(T_T)。
それでも、彼女たちは、やってしまうんですねーーー(T_T)。

久しぶりに、邦題がすばらしいと思いました。
確かに、これ以降も、彼女には、苦難の道が続くのでしょうが、そんな彼女を守ってくれるのが、また、この「ひと粒のひかり」=赤ちゃん、なんでしょうね〜。(2006,10,05)



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