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スタンドアップ      


2005年 アメリカ 

<監督>ニキ・カーロ
<キャスト>シャーリーズ・セロン , フランシス・マクドーマンド , ショーン・ビーン , ウディ・ハレルソン , シシー・スペイセク , ザンダー・バークレイ , ミシェル・モナハン , ジェレミー・レナー , リチャード・ジェンキンス

<ストーリー>
1980年代、アメリカ。夫の暴力から逃れるために、二人の子供を連れて実家に帰ったジョージー(シャーリーズ・セロン)。しかし、父親(リチャード・ジェンキンス)をはじめ、周囲の目は冷たい。二人の子供を育てるために、男の職場である鉱山で働きだした彼女だったが、そこで待っていたものは、男たちの嫌がらせだった・・・。

<感想>
実話を元にした映画だそうです。
今でこそセクハラという単語も、もう聞き慣れた言葉ですが、この映画の時代(1980年代)では、アメリカでも、まだ一般的でなく、男性社会における女性への嫌がらせに対して、女性は、じっと我慢をするだけしかなかったのです。

映画の中で、主人公のジョーシーは、夫からは暴力を振るわれ、父からは冷たくあしらわれ、町の中では孤立し、職場ではセクハラを受けます。
女一人で、子供達を育てようとする彼女に対するこのような仕打ちに、見ているだけで、悔しくて、泣けてきました。
仕事を失いたくない女性従業員からも孤立してしまって、八方ふさがりの彼女に、いったい何が出来たでしょう。くじけそうになりながらも、彼女の取った行動は・・・。

せっかく美人なのに、しいて汚れ役を演じるシャーリーズ・セロン。もったいないなぁと、ちょっと思ったりしてしまうのですが、この映画の彼女には、見ているうちにすっかり引き込まれてしまいました。実話が元になっているだけに、実際に、こういう情況に耐えてきた、たくさんの女性たちの存在が、感じられました。
彼女たちの、悔しさ、苦しさ、悲しみの末の決断と行動の結果を今、私たちが享受出来ることを感謝したいです。

とても感動的な結末でしたが、母親の決意があったとはいえ、あれほどかたくなだった父親の態度が豹変したことや、嫌がらせの急先鋒だったシャープの証言の変化などが、比較的あっさり描かれていたため、上手くいきすぎのように感じてしまったのが残念でした。(2007,02,05)



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