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断崖      


1941年 アメリカ (SUSPICION)
ミステリー・スリラー   

<監督>アルフレッド・ヒッチコック
<キャスト> ジョーン・フォンテイン , ケイリー・グラント

<ストーリー>
列車の中で知り合ったリナ(ジョーン・フォンテイン)とジョニー(ケイリー・グラント)は、再会して意気投合し、周囲の反対をよそに結婚する。しかし、新婚旅行から戻ると、リナは、さっそくジョニーのいい加減さに呆れるのだった・・・。

<感想>
1941年の古い映画ですが、WOWOWでちらっと見て、面白そうだったので、改めて録画して見ました。
ジョーン・フォンテインが・アカデミー主演女優賞を受賞しました。

とはいえ、全編を見ると、思ったほどの傑作ではありませんでした(^_^;。
”ちらっ”と見たところがたまたまよかったようです(^_^)。

最初から見ると、ジョニーは、とことんダメな男で、どうしてそんな男をリナが許せるのか、理解に苦しみます。
特に、大切にしていた椅子の話など、私だったら、決して許さないところです。

そんな、人を見る目のない、おバカな彼女が、徐々に夫に対して疑惑を抱いてゆく過程は、緩慢でまどろっこしいながら、よく出来ていたと思います。
でも、ラストを含めて、やっぱり、人が持って生まれた性格は、変わることがないんだなと思ったしだいです。

監督はアルフレッド・ヒッチコックで、主演がジョーン・フォンテインなので、どうしても前年の「レベッカ」と比べてしまいます。
「レベッカ」は、アカデミー作品賞を受賞していて、本作は、翌年、主演女優賞を受賞していますが、「レベッカ」のジョーンの方が、ずっと優れていたと感じました。(2017,07,01)



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