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デビルズ・ノット      


2013年 アメリカ (DEVIL'S KNOT)
犯罪・ミステリー   

<監督> アトム・エゴヤン
<キャスト>コリン・ファース , リース・ウィザースプーン , デイン・デハーン , ミレイユ・イーノス , ブルース・グリーンウッド , アレッサンドロ・ニヴォラ , マーティン・ヘンダーソン

<ストーリー>
1993年、アメリカ、アーカンソー州ウエスト・メンフィスで、3人の少年が失踪、その後、無残な死体で発見された。警察は、黒魔術に傾倒していた3人の青年を逮捕するが・・・。

<感想>
1993年に、アメリカで実際に起こった事件”ウエスト・メンフィス3”を題材にした作品です。

子供を惨殺した犯人が、ティーンエイジャーだったということで、ニュースか何かで見たような気がしますが、詳しくは、知らなかったので、興味深く鑑賞しました。

事件は、夏のある日、3人の少年が行方不明になり、警察や住民が捜索していたところ、無惨な死体となって発見されたというものでした。
それだけでも、衝撃的なのに、その後、逮捕されたのが、黒魔術に傾倒していた10代の青年であったことや、判決後、えん罪である可能性が高いとされたということで、注目の事件だったようです。

映画を見ると、警察の不手際や、思い込みによる捜査によって、初動捜査が的確に行われず、その上、貴重な証拠を失ったりしていて、歯がゆくてなりません。
田舎の、普段は平穏な町の警察だから仕方がない・・・というのはたやすいですが、それで罪をかぶせられたら、たまったものではありません・・・。

実際に起こった事件であり、犯人として服役した人物が、えん罪であるということも証明されず、もちろん、真犯人も分からないということで、映画自体が、うやむやな感じになるのは、仕方の無いことでしょう。
しかし、映画の主役を、裁判に直接関与出来ない調査員にしたことによって、より一層、歯がゆい映画になってしまったことも否めません。
どうしてそんな中途半端な立場の彼を主役にしたのか、理解に苦しむところです。
むしろ、今でも事件の真相を追っているという被害者の母親を主役にしてもよかったのではないでしょうか。

とにかく、怪しげな人物がたくさん出てくる映画でした。
監督としては、この中の誰かが、真犯人だといいたいのかもしれませんが、なんともすっきりしない映画でした。(2016,06,04)



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