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太陽はひとりぼっち      


1962年 イタリア・フランス ロマンス

<監督>ミケランジェロ・アントニオーニ
<キャスト>アラン・ドロン , モニカ・ヴィッティ

<ストーリー>
恋人との愛に終止符をうったヴィットリア(モニカ・ヴィッティ)は、母親が通う株の取引場で、株仲買人のピエロ(アラン・ドロン)と出会い、そして恋に落ちる。しかし、二人の仲は、どことなく、ぎくしゃくとしていて・・・。

<感想>
日頃、普通の映画を見て、泣いたり笑ったり、感動したり、はらはらしたりしているのが、たまにこういう、巨匠と言われる人の難解な映画を見ると、大いに戸惑ってしまいます。
私なんて、アラン・ドロンという名前と、「太陽〜」という題名で、見始めたんですから・・・(^^;。

そういうわけで、最初のヴィットリアが恋人と別れるシーンで、どうしようか・・・と、思ってしまいました。
二人の関係も、別れる理由も、全く分からないままの数分間・・・。そして、彼女は、理由も言わずに去ってゆく・・・。

それが一転、賑やかな株取引の現場に舞台が移ります。実態のない株取引に夢中になり、狂騒する人々。そして、株取引の怖ろしさに気がついたときに、初めて、人々は、驚き、慌て、そして呆然とする・・・。
二つの静と動の違いが、映画にコントラストをもたらしているようでした。
その合間には、アフリカの踊りを踊り狂うヴィットリア。なんだか、異様でしたねーーー(^^;。

水桶の中に捨てた紙が、しばらくは水の中に浮き沈みをして、そこに留まり続けようとしてるに、いつかは、どこかへと流れ出ていってしまうように、愛や、金は、とどまっていない。
原題(「L' ECLISSE 」)は「日食」だそうで、昼の太陽でさえ、永遠ではないということでしょうか・・・?

私も、もう少し成長してから、また見てみます、はい。(2006,08,06)



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