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ファング一家の奇想天外な秘密     


2016年 アメリカ (THE FAMILY FANG)
コメディー・ミステリー   

<監督> ジェイソン・ベイトマン
<キャスト> ニコール・キッドマン , ジェイソン・ベイトマン , クリストファー・ウォーケン

<ストーリー>
前衛芸術家の両親を持つアニー(ニコール・キッドマン)とバクスター(ジェイソン・ベイトマン)は、子供の頃、両親の芸術のために、パフォーマンスを演じて人々を驚かしていた。大人になって両親と決別した彼らだったが、警察から両親が誘拐されたという連絡が入る・・・。

<感想>
人騒がせな人たちですねーーー(^_^;。
銀行強盗を装ったパフォーマンスをして、驚き慌てる人たちの様子をカメラに撮ったりする家族の物語です。
悪趣味で人騒がせな映画やTVのバラエティ番組で、このような企画はありますが、彼らはそれで金儲けをしようとするわけではなく、その映像をコレクションして、自分たちだけで再生して楽しむだけ。
そして、それが芸術であると主張するんですから、訳分かりません(^_^;。

子供たちも、小さい内は親の言うとおりに演技して、彼らなりに楽しんでいたようでしたが、さすがに分別が付いた大人になると、親とは、別の道を歩んでいたようです。
そこに事件が・・・。

映画後半は、その事件の真相を姉弟が解明しようとします。
果たしてその結末は・・・?

どうにもよく分からない人たちの話でした。
ニコール・キッドマン主演作にもかかわらず、日本未公開になった理由も分かります。
ただ、そのニコールが製作に名を連ね、ジェイソン・ベイトマンが出演、製作、監督をしているところを見ると、よほどこの映画の原作を気に入ったのでしょうね。
原作は全米でベストセラーになったケヴィン・ウィルソンの「THE FAMILY FANG」だそうです。
日本ではまだ読めないので、とりあえずシャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞受賞作の「地球の中心までトンネルを掘る」を読めば、少しはこの映画も理解できるようになるのでしょうか。(2017,01,29)



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