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フェイズW 戦慄!昆虫パニック     


1973年 アメリカ (PHASE IV)
ホラー・SF・スリラー   

<監督>ソウル・バス
<キャスト>ナイジェル・ダヴェンポート, リン・フレデリック

<ストーリー>
宇宙で起こったある現象が、地球にも影響を与えるのだが、その影響は、はじめ、人間の目には、見えないような、微少なものだった。しかし、それは、深く静かに浸透し、その変化が、徐々に、人間にとって大きな脅威となってくるのだった・・・。

<感想>
一連の「フェーズ」映画(致死率100%のウィルスパニック映画)の一種かと思って見始めたところ、
映画制作年が、1973年ということで、全く違いましたねぇ(^^;。

この作品は、宇宙の影響によって、地球上に変化が起こるフェイズPHASE(段階)の物語です。
その変化は、なんと、微少生物である”アリ”に起こるので、最初は全く気がつかれることがなく、気がついたときには、もう大変な事に・・・という話です。

と言うことで、主役はアリ=蟻。
映画全編にわたって、本物のアリの生態を接写カメラ?で、映し出しているので、
これが、リアルで(そもそもリアルなのですが(^^;)、ストーリー性があって、なかなかの面白さ。
映画の趣旨に沿って、アリの動きを編集してあり、まるで、彼らが、この映画のために演技をしているように見えてきます。
そればかりか、見ている内に、無言の世界にもかかわらず、アリのセリフまで、聞こえてくるように思えるのが、また不思議(^^)。

後半は、進化したアリの攻撃に、人間が、振り回されて、アリの邪悪さ?!、賢さに、驚かされました(^^)。

ラストは、展開が唐突で、あらら?!という感じもしましたが、
生物の長として、おごり高ぶってきた人間へ大いなる警鐘として、受け止めるのも大切かもね。(2012,08,19)



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