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プリズナーズ      


2013年 アメリカ (PRISONERS)
犯罪・スリラー   

<監督>ドゥニ・ヴィルヌーヴ
<キャスト>ヒュー・ジャックマン , ジェイク・ギレンホール , マリア・ベロ , テレンス・ハワード , メリッサ・レオ , ポール・ダノ , ヴィオラ・デイヴィス

<ストーリー>
アメリカ・ペンシルバニア州に住むドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)の娘と、隣家の娘が突然いなくなった。家族と警察は、必死に二人の行方を捜すが、見つからない。そして、近くに車を止めていた青年アレックス(ポール・ダノ)が逮捕される・・・。  

<感想>
最初から、途切れることのない緊張感が、最後の最後まで続く、重くて苦しいサスペンスでしたが、とても面白かったです。

ついさっきまで、そこにいた娘が、突然いなくなってしまう・・・。
アメリカでは、こんな誘拐失踪事件が、多発しているので、まさに、この映画のコピーのように、「ひとごとでない」話なのでしょう。
日本も、アメリカほど事件の数は多くはないけれど、被害にあった家族の苦悩は、同じです。
もし、自分の身の上に、同じようなことが降りかかったとしたら・・・その時の恐怖は、考えたくもありません。

犯人らしき男は、割とすぐに見つかり、逮捕されるのですが、その男は、とことん否認し、ついには、釈放されてしまう。
でも、娘の父親は、この限りなく怪しい青年を、警察が釈放した後も、許しはしません。
これは、私刑であり、許されることではないですが、親の気持ちとして、全く分からないというわけではありません。
絶対に、誰かが、誘拐したのだし、その命は、今にも、消えてしまうかもしれないのですから。
でも、もし、彼の判断が、間違っていたとしたら・・・。

この映画は、ちょっとした言葉や会話が、実は、大きな意味を持っていたことが、あとで分かってきます。
だから、見る時は、細心の注意をしながら、見ていただきたいです。

見終わって、成る程、そうだったのか!と思う一方、謎のまま、残ってしまったこともあり、帰宅途中も、この映画のことをずっと考えてました。
また、題名の意味をあまり考えずに見に行ったのですが、実は、これが、大きなポイントだったのですね〜。

父親役は、いつもかっこいいヒュー・ジャックマンですが、この映画の彼は、怖いですーーー(^_^;。
刑事役は、ジェイク・ギレンホール。
沈着冷静で、そして、勘も冴えてる優秀な刑事で、とても頼もしい!!地方でも、こういう刑事がひとりいれば、安心ですね。
でも、いつも彼は一人で行動しているので、何かあった時、大丈夫なのかなと、ドキドキしてしまいました(^_^;。(2014,05,17)




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