ブリムストーン　　　　　　 ２０１６年　オランダ･フランス･ドイツ･ベルギー・スウェーデン・イギリス･アメリカ ミステリー･スリラー　　　　 ＜監督＞マルティン・コールホーヴェン ＜キャスト＞ ガイ・ピアース , ダコタ・ファニング , カリス・ファン・ハウテン , キット・ハリントン ＜ストーリー＞ 西部開拓時代のアメリカ。言葉をしゃべれないリズ（ダコタ・ファニング）だが、夫と二人の子供との平穏な生活を送っていた。そんなある日、村に新しい牧師（ガイ・ピアース）が現れ、彼らの生活が一変する・・・。 ＜感想＞ ”黙示録”、”出エジプト記”、”創世記”、”報復、審判”の４つの章に分かれた物語です。 キリスト教が軸になっていますが、とことん暗くておぞましい話でした。 言葉のしゃべれない女性リズの現在から始まり、その後、過去にさかのぼり、彼女がどうしてこういう人生を歩むようになったのかが、少しずつ分かってきます。 悪いことに悪いことが重なって、さらに悪い事態にすすんでゆく・・・みたいな感じで、まるでホラーのよう。ラストに少しだけ光明が見えるのが救いです。 主演は、すっかり大人びて、綺麗になり、見違えてしまったダコタ・ファニング。 キリッとした戦う女がよく似合っていました。 まるで悪魔な牧師を演じたのが、ガイ・ピアース。 この映画の後、作中で夫婦役を演じたカリス・ファン・ハウテンと結婚したらしいです。よかった。 題名の「ブリムストーン」は、”地獄の業火”という意味だそうです(T_T)。(2019,08,24)