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ミラーマスク      


2005年 イギリス・アメリカ アドベンチャー・ファミリー・ファンタジー   

<監督>デイヴ・マッキーン
<キャスト>ステファニー・レオニダス , ジーナ・マッキー , スティーヴン・フライ

<ストーリー>
サーカスの座長の娘であるヘレナ(ステファニー・レオニダス)は、サーカス出演前に母親(ジーナ・マッキー)とケンカして、母親を傷つけるようなことを口にしてしまう。その直後、母親は、倒れ、病院に運ばれる。ヘレナは、母を傷つけたことで、自分を責めるが、母の容体は悪く、手術を受けることになった。その晩、ヘレナは、マスクをした男(ジェイソン・バリー)と出会い、奇妙な世界へと連れて行かれる・・・。

<感想>
とことんファンタジーの日本未公開映画です。

母親の病気を心配する女の子が、異世界に迷い込み、その世界に迫りくる闇の力を封じるために奮闘し、そのことによって現実社会での自分を見つめ直す・・・というお話です。

闇が迫ってくるというところは、「ネバーエンディング・ストーリー」のようでもあり、異世界に迷い込むところは、「不思議の国のアリス」のようでもありますが、そういう、不思議な世界を、とことん映像化しているところが、この映画のすごいところです。

彼女が迷い込んだ世界は、皆、顔にマスクをしていて、マスクなしの彼女は、みんなに変な目で見られます。そして、次々と現れる奇妙な生き物たち。猫のようで、猫じゃない。鳩のようで、鳩じゃない。象のようで、象じゃない。みたいな感じ(^^)。

一つ一つのピースをはめ込むかのように、謎を解きながら、闇の女王から光の女王を守ろうとする彼女。そして、それは、現実の母親をも助けることに繋がってゆくのか・・・?

ありきたりのファンタジーものとは、ひと味違いました。この映像の奇抜さ、発想の豊かさは、尋常ではありません(^^)。ファンタジー映画は、すぐに眠くなってしまうので、これも、途中、ちょっと危なかったですが、耐えました(^^)。

原作は、「スターダスト」の原作者、ニール・ゲイマンです。(2008,06,02)



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