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世にも怪奇な物語      


1967年 フランス・イタリア (TRE PASSI NEL DELIRIO)
ホラー・ミステリー   

原作は、エドガー・アラン・ポーの怪奇幻想小説。3作品を、オムニバス形式で映画化したものです。 今年は、ホラー映画を見る機会がなかなかないので、こんな古い作品を引っ張り出して見てみました。(2016,07,31)


第1話「黒馬の哭く館」
<監督> ロジェ・ヴァディム
<キャスト> ジェーン・フォンダ , ピーター・フォンダ
<ストーリー>
莫大な遺産を相続した令嬢フレデリック(ジェーン・フォンダ)は、わがまま放題な生活をしていたが、ある日、いとこのウィルヘルム(ピーター・フォンダ)に再会して、彼のことが頭から離れなくなる・・・。
<感想>
金に飽かせて、飽食の限りを尽くすフレデリック役のジェーン・フォンダの美しいこと!
馬が、重要なファクターとして登場しますが、彼女の乗馬姿も本当にきれいです。
映画撮影当時、監督のロジェ・ヴァディムと、ジェーン・フォンダは、夫婦だったそうなので、妻の美しさを際立たせるすべを分かっていたんでしょうね。
まるで彼女のPVのようでした。

第2話「影を殺した男」
<監督>ルイ・マル
<キャスト> アラン・ドロン
<ストーリー>
寄宿学校に通うウィリアム・ウィルソン(アラン・ドロン)は、残忍な性格で、いじめを繰り返していたが、ある日、同姓同名の生徒が入学してから、彼の人生が狂い始める・・・。
<感想>
ストーリーとしては、ありがちな感じがしますが、演じるのが、アラン・ドロンということで、見甲斐のある作品でした。
彼と対決するブリジット・バルドーも、圧巻です。

第3話「悪魔の首飾り」
<監督>フェデリコ・フェリーニ
<キャスト> テレンス・スタンプ
<ストーリー>
酒浸りのシェークスピア俳優ダミット(テレンス・スタンプ)は、新車のフェラーリをもらう約束でイタリアの映画出演を受諾するが、彼の前に、美しい少女が出現するようになる・・・。
<感想>
この作品が一番見応えがありました。
夢と現実が交錯しているような世界。
ダミット役のテレンス・スタンプが、痛々しい狂気のなかにいる俳優役を好演していて、見ながらドキドキしました。



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