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ルックアウト 見張り      


2007年 アメリカ 犯罪・スリラー   

<監督>スコット・フランク
<キャスト>ジョセフ・ゴードン=レヴィット , ジェフ・ダニエルズ , カーラ・グギーノ , アイラ・フィッシャー

<ストーリー>
4年前の交通事故で、記憶障害の後遺症が残ったクリス(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、事故の記憶と、その後遺症に、いつも苛(さいな)まれていた。そんな彼も、昼は、学校に通い、夜は銀行の掃除をして、何とか自立した生活を送っていた。ある晩、仕事帰りに立ち寄ったバーで知り合ったゲイリー(マシュー・グード)にパーディーに誘われ、彼らの計画を聞いて驚くが・・・。

<感想>
日本未公開映画です。未公開ながら、ちゃんと映画のオフィシャルHPもあって、なかなか力が入っているようです。
そのHPでは、”クライムアクション”となっているのですが、正直なところ、そんなにアクションはありません。
どちらかというと、主人公クリスの青春物語〜自分の生き方探し物語のような感じでした。

若い頃の痛々しい事故の思い出から抜けきれないクリス。自業自得とはいえ、重いものを背負ってしまった彼の人生を思うと苦しくなりましたが、彼自身は、悩みながらも前向きに生きようと努力しているので、その点、救われました。そして、彼の周りの人の温かさも貴重です。どんな状況でも、一生懸命生きていれば、きっと周りも認めてくれるのです。

でも、反対に、良くないことを考える人は、どこにでもいるもので、彼を利用してうまい汁を吸おうとする人が現れてしまうのでした。
それにしても、彼がこの計画に乗ってしまう気が知れませんでした。彼らがクリスの弱いところを調べ上げ、うまく利用したと言うことなのでしょうけれど・・・(TT)。
途中経過も結末も、納得できない所もありましたが、結果として、彼の将来のためには、これで良かったのかな。

主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、なかなか雰囲気のある俳優さんで、ロマンチストで、繊細で、心に傷を負った青年役を好演してました。稲垣吾郎と窪塚洋介を足して2で割って、ヒース・レジャーをちょっと加えた感じかな?!!(^^)。(2009,03,06)



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