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私がクマにキレた理由(わけ)      


2007年 アメリカ コメディー・ロマンス   

<監督>シャリ・スプリンガー・バーマン
<キャスト>スカーレット・ヨハンソン , ローラ・リニー , クリス・エヴァンス , ポール・ジアマッティ

<ストーリー>
ニューヨーク、マンハッタン。優秀な成績で大学を卒業したアニー(スカーレット・ヨハンソン)は、就職活動をするが、ふと、そんな自分に疑問を感じてしまう。そんな時、たまたま出会った女性、ミセスX(ローラ・リニー)にナニーと間違われ、そのまま、女性の息子グレイヤー(ニコラス・リース・アート)のナニーとして仕事を始めることになる。子供の相手などしたことのないアニーは、さんざんグレイヤーに振り回されるが・・・。

<感想>
アメリカで公開されていた時に、面白そうだなと思っていた映画ですが、邦題がこんなになっていたとは知らず、危うく見逃すところでした(^^;。(原題は「THE NANNY DIARIES」)

ひょんな事からナニー=ベビーシッターになった女性の奮闘記です。
日本にはナニー文化がない(ひょっとして私の知らないセレブな世界ではある??)ので、イマイチ実感は伴わなかったですが、セレブな奥様の(滑稽な)生活を垣間見ることが出来て面白かったです。
今、日本では、格差問題が大きく取り上げられていますが、こんな映画を見ると、日本の格差なんて、知れたもの!と思ってしまいますね〜〜。

お金持ちになるには、旦那は、四六時中働かなければならず、奥様は、お金と暇はあるのに、愛情を得られない。そんな寂しさを紛らわすために、習い事や、セミナー通い。しわ寄せは、ナニー任せになる子供。って事ですね。そうやって、金持ちの子供は大きくなって、また、彼らが家庭を持って、ナニーを雇って・・・。と、とても分かりやすい構図が、延々と続くわけです。

ナニー役のスカーレット・ヨハンソンは、髪をブルネットにして、華やかさを消しています。こうして見ると、普通の女の子ですね〜〜(^^)。
一方、セレブな奥様役のローラ・リニーは、華やかで、隙のない感じ。でも、だんな様に振り向いてもらえない所など、自尊心を投げ捨てて、すがりつくような感じで、哀れでした。さすがにうまいです!!

子供がなんの打算もなく、親を求める姿を見て、思わずホロリとしてしまう映画でした。(2008,10,15)



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