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わらの女      


1964年 イギリス 犯罪・スリラー

<監督>ベイジル・ディアデン
<原作>カトリーヌ・アルレー
<キャスト>ジーナ・ロロブリジーダ , ショーン・コネリー

<ストーリー>
気むずかしい大富豪チャールズ(ラルフ・リチャードソン)の専属看護師になったマリア(ジーナ・ロロブリジーダ)は、彼の横暴があまりにもひどいので、仕事を辞めようとするが、チャールズの甥のアンソニー(ショーン・コネリー)から、チャールズと結婚して、財産を我がものにしようと、持ちかけられる・・・。

<感想>
昔、カトリーヌ・アルレーの原作を読んだことがあったので、懐かしくて見てみました。

貧しいけれど、美しい女性が、大富豪の家に入って起こる悲劇・・・的な物語は、「レベッカ」とか、大好きです(笑)
そして、そこで描かれる、大富豪の生活を見るのも、また、楽しいですね〜〜。

この映画の主人公、マリアは、看護師で、気むずかしい大富豪の老人に雇われます。
また、この老人が、金持ちの嫌な面をすべて兼ね備えたような、最低な男で、見ているこっちも、苛ついてしまうほど。

だから、金目当てだと知っている観客も、思いやりのあるマリアを応援できるんでしょう。

原作で覚えていたのは、船から車いすを押して下船するシーンでしたが、そこら辺は、やはりこの映画の肝心要なシーンですね。

原作では、このオチがどうなっていたのかは忘れましたが、映画でのオチは、イマイチでした。
ここは、もっと劇的に、描いて欲しいところでしたが・・。

老人の甥役の俳優、どこかで見たなぁ。ジェームズ・ボンド役をやった人かなと思っていたら、なんと、ショーン・コネリーでした!!汗。
彼って、若い頃は、こんな顔だったのね!汗。
確かに、ボンド役、やってましたね〜〜笑。

伏線もきっちりあって、面白いので、リメイク希望です(笑)。

ところで、題名の「わらの女」=「WOMAN OF STRAW」の意味が分からなかったのですが、「STRAW」には、「まがいの, にせの, みせかけの, 偽りの」という意味もあるそうなので、そこら辺の意味なのでしょうか??(2010,02,02)

DVDはないらしいので、原作本です。



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