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TIME タイム      


2011年 アメリカ (IN TIME)
アクション・SF・スリラー   

<監督>アンドリュー・ニコル
<キャスト>ジャスティン・ティンバーレイク , アマンダ・セイフライド , キリアン・マーフィ , ヴィンセント・カーシーザー , マット・ボマー

<ストーリー>
全ての人間が、25歳から年を取らなくなった世界。25歳以上は、体内時計によって、命が設定されていた。貧しい青年、ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、ある日、見ず知らずの男から、100年分の時間をもらうが・・・。

<感想>
予告編が、バリバリのSFで、劇場では見る気がしなかったのですが、主演の二人の美形さに、ついフラフラと、家で見て見てしまいました(^▽^)。

25歳で成長が止まるなんて、年を取らないわけで、いいじゃん!と思いましたが、世の中そんなに甘くないわけで、”時間”のために働かざるを得ない毎日は、とても生活が苦しそうで、悲壮感が漂っていました。。
日々、税金も物価も上がり、ローンを返済して、一日やっと生き延びるだけの毎日。
街はすさみ、他人の時間を盗む・・・ということは、”殺人”ということです・・・が頻発する荒廃した街が描き出されます。
しかも、全ての価値となり、通貨となった”時間”のやりとりが、あまりにも簡単にできてしまうことが、不可解でした。
それに、腕を通すあの機械が、なんだか痛そうな気がしてその都度、いやぁな感じになってしまいました。 実際には、腕版ICOCA(もしくは、Suicaなど)?!のようで、痛みは、感じないようなのですが・・・。

最初は、あまり乗り気ではなかった映画ですが、見ているうちに、結構はまってしまいました。

後半は、男女の逃避行のようになるのですが、このシステムや世界観の無情さによって、かえって二人の結びつきや愛情が強調されて、グッときました。

限りある人生の時間とは、いつの時代でも、貴重なものですが、それが、貨幣価値も付加されることにより、さらに、時間の大切さをひしひしと感じられました。
全ての価値が、時間に換算される世界は、それなりにわかりやすくて、合理的ですが、こんなに貧富の差が生まれてしまうなんて、許せないシステムですねぇ。

ヒロインのアマンダ・セイフライドは、とても綺麗で、細くて、ステキでした。
ジャスティン・ティンバーレイクも、かっこよかったです(^▽^)。
驚いたのは、ヒロインの父親役がヴィンセント・カーシーザーだったこと。
しばらく見ないうちに、こんな感じになってたのねーーーびっくり!(^_^;。

監督は、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルです。
この作品も、SFで美男美女の作品だけど、やはり、「ガタカ」は、すばらしかったな〜。



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