獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199807-183

御質問の皆さんへ
投稿日 1998年7月24日(金)23時16分 イブ

7/22発言のまりさんへ・・・Re.ノラ猫の妊娠

ノラ猫の体調が悪そうです。何度も流産・死産を繰り返す時は、何か基礎疾患を持っている可能性があります。例えば各種感染症や栄養学的疾患などです。とりあえず簡単にできる事といえば、栄養をつけさせ外敵(他の猫や心無い人)から守ってあげることることでしょう。
避妊手術は、彼女の将来の野良猫生活にさほど影響しないと思います。
むしろ、生まれてくる子猫がまた野良猫として過酷な一生を送らなければならないとしたら、積極的に避妊手術をしてこのサイクルを断ち切ってあげなくてはならないと思います。
ただ、今の状態で手術ができるかどうかちょっと不安です。近くの獣医さんへ連れて行き、具体的に話し合うことがよいと思います。


7/22発言の紀伊さんへ

子猫の様子は、どうですか?
家でできることは、スポイトで与えるくらいじゃないでしょうか?
病院では、胃に直接カテーテルを通して栄養食を注入させる方法などもできます。



7/23発言の藤田さんへ

せきをする病気には、各種呼吸器感染症、気管虚脱、心疾患、呼吸器腫瘍、その他いろいろな原因による気管支炎、肺炎、などがあります。
各種検査を行い、確定診断をしてもらった方がいいと思います。
咳の薬もいろいろ種類はあるし量によっても効きが違ってきますから、状態をかかりつけの先生によく説明すれば善処してもらえると思います。今からそんなにがっかりしないで、どうぞ頑張って看病してあげてください。


7/23発言の松岡さんへ・・・Re.フェレット

脚のパットの様子はどうでしょうか?あたたかいか、つめたいか?硬くなっていないか?色は?
骨に異常がないとすれば、突発性筋炎、神経炎、脳炎、脊髄炎などが何らかの原因でおきていることが考えられると思います。原因は、なかなか特定できないと思いますが、いろいろな感染症や代謝異常や自己免疫性疾患などが知られています。


7/23発言のまさえさんへ・・・Re.しんぱいです

痙攣を起こす病気には、脳神経性のもの、低血糖性のもの、代謝障害性のものなどがありますが、いろいろ検査をしないと解りません。以前に診たことのある上皮小体機能低下症に症状が似ているような気もしますが、なんともいえません。
とにかく、納得できる病院を探すことでしょう。


7/24発言のルースさんへ・・・Re.教えていただきたいのですけど

フィラリアの薬は妊娠中に服用しても大丈夫なことが臨床試験により証明されています。


7/24発言のにゃんさんへ・・・Re.猫もフィラリア

猫のフィラリア感染症が、世界中で(もちろん日本でも)報告されています。寄生率は、犬に比べると低いようですが症状の重症度は高く、原因不明の突然死や神経症状などをおこした猫が死後解剖でフィラリア寄生によるものであると解った症例が数多くあります。
予防できるものはできるだけ予防した方がいいです。

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