獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199903-7

クララさん、にゃおみさん
投稿日 1999年3月2日(火)11時29分 プロキオン

3月2日のクララさんへ
いきがかり上 私がレスしますが、27日に話していたことが
友人のお宅で起きたということですね。

2日まえに起きた出来事のようですから、その後のセキセイに
異常が見られないというのは何よりだと思います。
恐らくは、羽毛が熱いスープをはじいて皮膚が熱傷を起こさな
かったのではないでしょうか。でも、脚や排泄孔周囲は多少な
りともダメージはあると考えられます。熱傷には 直ちに熱を
とる処置が必要ですが、氷などを使用すると温度差が大きすぎ
てかえってダメージを大きくすることもあります。

とりあえずは、流水で熱を冷ますようにします。この際、相手
は小鳥ですので、捕獲保定以外にも水にさらされるストレスを
受けることになりますので、十分に注意しながら実施して下さ
い。軟膏などは使用しないのが一般的です。
  # 軟膏を気にして かえって自分で新たな傷つけるので

その後は、暖かい場所で暗くして安静に保つようにして経過を
観察して下さい。
水曜日に獣医師のところへ行くとのことですが、ちょっと、の
んびりした話のようにもとれますが、飼い主さんが見ていてそ
れだけ問題のない状態ということなのでしょう。


にゃおみさんへ

私の手元にある本ではウサギ蟯虫の生活環は分かりません。記
載されていないのです。

ただ、蟯虫類は消化管粘膜への侵襲が極めて少なく、体内移行
もしないということになっています。肛門周囲の皮膚の掻痒性
皮膚炎がその害であり、肛門周囲へ産みつけられた卵は3日で
感染能力ができ、その後経口的に体内に侵入し、産卵を行うま
でに成熟するのに3月かかると記載されていました。

むろん、これは他の動物の蟯虫の話であり、ウサギ蟯虫のこと
ではありません。このあたりの話から推測するしかないかなと
いうのが私の意見です。
他にご存じの方がいらっしゃれば、フォロー願います。

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