獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200602-235

re: 散弾銃の弾
投稿日 2006年2月19日(日)12時34分 投稿者 プロキオン

え〜と、これはレントゲンで弾と確認されていますか? 大きさからいくと、エアーガ
ンかもしれませんね。やはりアメリカではこのようなことが多いのですね。

しかし、残念ながら日本でもあります。私の病院の例では、対象は犬でしたが。
横腹に蝕知できる硬いものがあったので、レントゲンで確認したら、エアーガンの弾で
した。周囲に肉芽組織が形成されていましたので、ついでの時に摘出することとしまし
た。
理由は、その犬が噛み付きなんです。位置も大きさも麻酔がいらないくらいなのですが
とても麻酔なしでは摘出させてくれそうにもなかったからです。その犬は白いセダンを
みると追いかけていって吠え掛かるということでして、どうも白いセダンの中から撃た
れたのではないかと飼い主さんと話していました。
そして、ある夜、車に飛び掛って轢かれてしまいました。命には別状はなかったのです
が、けっこう負傷していましたので、麻酔が必要でしたので、処置といっしょに弾を摘
出しました。

今まで入っていたままでしたし、今早急に摘出しないとならないということもないと考
えられますが、あまり長く放置しておくべきでもないと思いますよ。
診察された先生も私と同じで、あまり悪戯しそうもないので、何かの機会についでにと
考えておられるのではないかと想像しますが、逆に大切にとっておくような物でもない
です。帰国される前に問題をクリアーしておいて身軽になっておいた方がよいのではな
いでしょうか。
皮膚から触れる位置にあるのであれば、簡単に摘出できるはずです。時間もかからない
と思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。