獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200907-11

Re:就職
投稿日 2009年7月3日(金)10時48分 投稿者 プロキオン

あのう〜、私少し前にも同じ内容の投稿を拝見した覚えがあるのですが…。その時には、どうも弱ったなという印象を受けて、どうしたものかとレスをしかねました。ただ、すぐにその投稿は無くなっていて、「ああ、本人が気づいて削除したのだな」とホッとしました。

投稿者であるどらさんの書いている内容は、会社内の愚痴のようなものですから、正直なところ第三者が聞かされてもどうしようもないことですし、いわゆる身内ネタです。気の置けない仲間内でしか通じない話です。気を置かなくてはならない場所では、控えられた方がよろしいと思います。40歳で大学卒業ということであれば、すでに社会人としての経験もあるでしょうし、卒業されて就職もされているのですから、その点は承知されていて欲しく思います。そうでないと、どらさん自身の人間としての評価に影響してしまいますよ。
さて、研修先は捜してもらうというか、募集するものではないと私は考えています。どらさんが少し受身すぎるように感じます。
大学を卒業して、臨床の道に進もうとする者は、やはり多くを学ぶ事ができる病院・専門性で評価を得ている病院ということに研修の場を求めるものであり、セミナーや講演会の開催が多い都会に残り勝ちです。それは、つまり、将来どのような獣医師になりたいかという展望があるからです。これは、かなり明確なものがあって、在学中から目をつけた病院に出入りしたり、夏休み等の休暇期間に伝をもとめて活動したりしています。
目的が明確であると、そこで学んだ良い事は吸収し、悪い事は「ああはなるまい」と考えたりするものです。そしてある程度の知識や技術を学んだと思えば、違う分野の病院へ移っていき、そこそこの自信がついたところで開業の準備にかかります。そういうのが臨床を志す一般の獣医学科卒業生の姿だと思っています。
ところが、どらさんの場合は、小動物臨床が第一志望であったはずなのに、大家畜の診療に就職して、今だに小動物臨床が気にかかっている、にもかかわらず、公務員もいいかなと考えていらっしゃる様子。何がやりたいのかが定まっていませんし、初志を貫徹しようという意思も感じられません。それでは、せっかくの獣医師免許も泣きますよ。
どのような高名な先生であろうと、内側に入れば、表に出せない部分はあるのではないでしょうか? それを最初の病院がおかしなことをやっていたという事で初志を捨ててしまわれたわけですよね。そこでは、「こういう事をやってはいけない」ということを学んだと割り切って、別の病院へ移るべきだったのではないかと思います。小動物臨床を捨てて、大家畜臨床へ進んだ以上は、私は首にならない限りは、今の仕事を5年は継続するべきだと思います。農家や先輩達から、安心(信用)されるのにはそのくらいの時間が必要です。信用されるようになってから、初めて、その仕事のことについて口を開いても周囲も聞く耳をもってくれると思います。
40歳で奥さんも子供もいるのですから、そちらへの責任の方が大きいのではないですか? 腰を落ち着けて仕事しなさいと言いたいです。

それでも小動物臨床へも道を断ちがたいというのであれば、他人を当てにしては駄目です。40歳の使えない新人君を好んで採用してくれるほど余裕のある病院というのも そうそうはありませんからね。
奥さんと子供は、実家で待っていてもらって、20代の先輩の下について一つ一つ学んでいく覚悟が必要ですよ。それでも採用してもらえれば、奇跡に近いことです。



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