獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板過去発言No.0700-200412-24

山古志村にて
投稿日 2004年10月27日(水)11時14分 投稿者 プロキオン

新潟県に住む友人とやっと連絡がとれました。

山古志村においては、全村住民のヘリコプター避難が報道される中、家畜
の世話をするために、6名の方が村に残られたと聞き及んでいましたが、
村にはおよそ600頭程の牛が取り残されているそうです。
「錦鯉と闘牛の里」というキャッチフレーズのためか、東京のタカノが入
っており、このような数になっているのだそうです。
県畜産家が空から視察に赴くそうなのですが、ヘリコプターの確保の順番
と定員もあり、ままならないようです。

現在、村へ通じる道路は完全に寸断されており、空路しかないようです。
餌も気になりますが、井戸水をポンプで汲み上げていたはずとのことで、
電気が届かない現状では、これだけの数の牛達について、今後の情況が懸
念されるばかりであるが、いかんともしがたいとのことでした。

ここまでは、牛の話しなのですが、私は犬のことであまりセンセーショナ
ルに事を大きくしないで欲しいと考えています。
牛は家畜であって、とくに山古志村の場合は、肉用牛です。いずれ肉にな
るわけなのですが、今現在生きている命であることには替わりありません。

これらの牛が失われるのであれば、今後村の基幹産業の1つが壊滅的な被
害を受けるわけであり、生活の基盤を失う村民が多数出てくることになり
かねません。
当然ながら、県も指をくわえて眺めているだけということもないはずです
し、村に残った方達への食料や支援物資の配送があるわけでしょうから、
それらの輸送の帰途、犬1頭のことであれば、いかようにも配慮は可能な
はずと考えられます。
にもかかわらず、移送できないようであれば、パールちゃんが言っていた
ように犬自身にも問題があるのかもしれません。もし、そうであるのなら
現地で働く人達を責めるのは気の毒です。自重しましょう。

私の友人は、現在ビッグスワンで炊き出しを手伝っているそうです。ヘリ
コプターがやってきて、次々に空輸していくのだそうです。

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