獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200102-52

はたのさん>
投稿日 2001年2月11日(日)01時22分 パールちゃん

多頭飼いのパールです。
はたのさんの書かれた父型的な考えに新たな境地を感じました。
感謝しますm(__)m

> 死にいたる経過での自分の判断については、後悔ではなく、再検討します。
> 獣医に連れて行くタイミング、獣医の選び方、インフォームドコンセントにおいて
> 自分が示した同意は妥当だったか。
> ああすべきだった、と思えることについては、次の機会に生かすために銘記します。
> この作業は自分(の悲しみ)を客観視するのに役立つとともに、
> 複数の動物を飼っているなら義務でもありましょう。

私も先に逝った者たちから多くのことを学びました。
獣医さんに行くこと自体がストレスになる子には通院や入院はさせない。
しばしの延命のための投薬や治療はしない。
たとえそれが死期を早めることになっても、
外へ行きたい、水を飲みたい、この2点だけは我慢させない。
食べたくないのなら無理に食べさせない、など。
必ず良くなる、回復すると信じつつも、ある時点から飼い主は
死に向かいつつあることを心のどこかで察知します。
それを「覚悟」として感じながら、回復へ望みをつなぐ日々を過ごすことになります。
そういう不安定な日々の心のよりどころとなるのは、
私の場合はその子がどういう性格の子なのかをよく考えることでした。
安静にと指示されていても、その子が外の好きな子なら散歩は我慢させません。
水分は控えるようにと言われても、好きなだけ水を飲ませます。
食べたくないと訴えたら、無理に口をこじ開けることはしません。
何をしてほしいのか、何はしてほしくないのか、
1匹1匹の気持ちによく耳を傾けることが、
残り少ない時間をともに過ごす貴重な日々になります。 



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