anal sac＝肛門嚢(こうもんのう)は肛門腺液がたまる袋です。
肛門腺液はイヌ科動物特有のもので、人の指紋のように個体判別の役割をもっています。
人の鼻には生臭〜い匂いとしか感じられませんが、
犬の鼻だと「ぉ、この匂いは3丁目のポチだな」とわかるそうです。
犬は肛門腺液を出すことで「我、ここにあり」を主張します。
肛門腺液はウンチといっしょに出したり、ウンチ以外のときに地面にお尻をこすりつけて出したりします。
肛門腺液はサラッと液状タイプだったり、ワサビさんの犬のようにねっとりタイプだったり個体差があります。
肛門を真後ろから見て時計の針の4時と8時の位置に肛門腺液が出てくる穴がありますが、
ねっとりタイプの子はこの穴が詰まり気味になることが多いのです。
詰まり気味になると肛門嚢の中がいっぱいになり、うずいたり痛んだりかゆくなったり、
ときには細菌感染を起こしたりします。
イボ痔があるような感じに似ているのかもしれませんね。
そこで、肛門腺が詰まり気味の子は人の手でしぼり出してあげる必要があります。
よくいわれる��肛門しぼり�≠ﾍこのことです。

肛門嚢や肛門腺が日常的にズキズキしたり、ウズウズしたり、
また排便時に便が肛門嚢を圧して痛んだり、
それが原因でのキャンキャンバナナなら解決は簡単です。
定期的に肛門しぼりをしてあげればいいわけですからね。
獣医さんに肛門しぼりをしてもらったことでキャンキャンバナナが解消したらバンザ〜イですね。

あと、食餌ですが、もともと肉食の犬は野菜を消化するのは苦手です。
特にキャベツは腸内で異常発酵しやすく、おなかの中のガスを多くしてしまいます。
また、ニンジン・イモ類・豆類はかなり加熱してトロトロになっていないと消化不良の原因になります。
獣医さんがおっしゃったように良質のドッグフードさえ与えていれば特に野菜を加える必要はありません。
野菜は必要ないどころか「おなかが張って苦しいの」という害になることがありますから要注意です。
食物繊維やビタミンは良質のドッグフードにちゃんと含まれていますから、それで充分ですよ。
でも、ドッグフードオンリーじゃなく、何かちょっと手をかけてあげたい・・・ついそういう気持ちになっちゃうんですよね。←私がそう
その場合は、ごはん(白米)をドッグフードの1〜2割、それに茹でた肉などをほんの少し。
これで、犬に悪い影響を与えることなく��作ってあげてる�≠ﾆいう気持ちになれます。