獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200512-76

Re:吠え2
投稿日 2005年12月23日(金)23時41分 投稿者 パールちゃん

0307さんへ。
環境が変わったことで警戒心が増している状況だと思います。時間の経過によって「慣れ」を体験させれば吠え続けることは次第にしなくなってくるでしょうが、その方法を取るには0307さんが「吠えても知らん顔」をすることが不可欠です。が、そうもいかないわけですよね、近所迷惑になることを考えると・・・。
警戒心から吠える犬は自分の役割として仕事のつもりで吠えていますから、そんなときに「アー!(ダメ!)」と言ってしまうと犬は混乱します。よかれと思ってしたことでなぜ怒られなければならないのか理解できません。吠え方が悪いのか? もっと違う吠え方でもっともっと吠えるべきなのか、そう勘違いすることも多く、ますます吠える結果になります。
警戒吠えに対しては「吠えちゃダメ」ではなく、以下ようにして「大丈夫だよ。吠えなくていいんだよ」を教えてください。吠え出したらすぐに犬のところに行き、何も言葉をかけないままマズルを握って吠えている口を閉じさせます。声を出させないことで「吠えなくていいんだ」を無言で伝えます。言葉をかけたり体をなぜたりすると「よし、いいぞ、よく吠えたね」の意味になってしまうので、片方の手でマズルを握り、もう片方の手は後頭部を支える程度にしてみてください。頭の上や背中に手を置くと「いい子ね」を意味してしまうので注意。目も合わせないほうがいいです。吠え止んだら一呼吸おいてからサッと手を離して立ち去ってください。再び吠えてしまったらまた同じことを繰り返し。もう吠えず落ち着きを見せたら目を見て笑いかけてあげてください。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。