イヌ掲示板 2006年2月12日(日)10時34分

循環論になってきてしまいますが、「攻撃の分類」で工夫しないと解析しても無意味だし、その解析結果を遺伝子の仕事と照らし合わせるのも無意味なような気がします。
　シーズーが人の手をぱくっとやるのと、サイトハウンドが、走っている子供が転んだとたんにすっ飛んでって噛むのとは同じ行動のカテゴリーには入れられませんし、脳の中で起こっている現象も、それを統御している遺伝子も異なるでしょうから。
　観察者が恣意的に判断するしかない現象の分類は、近年はやりたがる研究者が少ないのでなかなか道は遠そうですが。

　行動のパターン、ないしその原型が生得的に準備されている以外の行動を、どのていど訓練で実現させられるものなのか、の議論も難しいですね。一方の論者にとっては信念に近い前提ですし。

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