気になったので。りんママさんのことだからおわかりになった上で、とは思いますが。

×６５４種の犬と、ユーラシア大陸の３８種のオオカミ
○６５４品種の犬と、ユーラシア大陸の３８亜種(または個体群)のオオカミ

＞いわゆる純血種といわれる品種も元は、亜種と亜種を交雑させて品種として固定させた為でもあります。犬の系統図などをご覧になれば品種によっては、交雑させてきた亜種が比較的判りやすい犬種もありますし、

(オオカミの)亜種間交雑によって作出されたことが確かめられているイヌの品種はないように思いますが。

＞オオカミは同じイヌ属でも種が異なるから、イエイヌとは同属異種になるのです。

教科書的にはこの通りですが、現場では事実上１種の扱いでしょう。もともと、イヌ、ネコ、ブタ、ニワトリなどの家畜家禽の場合、野生の祖先種と家畜種の異同ごとの学名の取り扱いに明確な基準がありませんからややこしいのですが。

何より、種や科などの分類単位は、あくまで人為的なラベリングに過ぎず、分類学者によってしばしば異なり、また時代とともに変わっていくものである、今通用している学名は流行りにすぎないかもしれない、という根本を押さえておく必要があるように思います。学名が固定したものだという思いこみが、初学者が陥る最大の罠だろうと。