獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200605-79

Re 避妊手術についての続き
投稿日 2006年5月24日(水)10時18分 投稿者 けりーずはうす

避妊手術後の尿失禁は女性ホルモンの分泌不足が原因であり、子宮があるなしは関与しません。
人でも、女性の尿失禁は閉経前後であり、その方たちは子宮はあるはずですよね。

舞子さん
避妊手術をどの目的で行なうのかによっては、確かに子宮を残す方法でもよいと思います。
しかし、我々も、飼い主さん側もどうせするなら病気の予防もしておきたい、と思うのが
普通であると思うのです。
>必ず蓄膿症になるとは限らないし・・・
確かにそうですが、それは10年を超えたメス犬が全て蓄膿症になるわけではないのと
同じことであると思うのです。
しかし、同じ手術をするなら、できれば一生に一度で済ませておきたいと思いませんか?

>負担も少なく回復も早く・・・
確かに、子宮を切除しないのであれば傷口は小さいかもしれませんが、私の経験上
手術翌日の退院時には皆さん散歩できるくらい元気に帰って行きます。
「こんなに元気で、はしゃいで糸は取れませんか?」とお電話があるくらいです。
もちろん、痛みに対する感受性は個体差があり、小型犬では鎮痛剤を処方することもあります。

なおなおさん
確かに、性成熟に達していない、かなり若い犬は子宮も未発達でみつかりづらいです。
しかし平均的に6ヶ月を過ぎていれば、子宮および卵巣はしっかりと発育しています。
触れないというのは、ないと思いますが。
しかし、これはあくまでも手術者の主観だと思います。

フィラリア予防薬の粉は「ミルベマイシンA]でよろしいですよ。

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