獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-201102-28

Re4:猫が噛んで困っています 捕捉
投稿日 2011年1月27日(木)19時01分 投稿者 Aki

ご返答ありがとうございます。
私に誤解があり、話がかみ合わず、よく話を理解できていないようで申し訳ありません。

プロキオンさんの書き込みをあらためてよく読んで、考えてみたいと思います
また、頑固な思い込みをなくすべく、散歩をやめることも考慮に入れてなるべく柔軟に考えたいと思います

1つずつ論点を絞りながら理解していくとして、猫の散歩が現在推奨されてないのはどんな理由からでしょうか?
そこには長年猫を飼い、研究してきた人たちの知恵があり、経験則があり、結論があるのでしょう。

ですが、それが絶対の結論だとは限らず、どの猫にも当てはまるものだとも限らないこともご認識ください
ひとむかしまえ、猫は自由にさせるべきだというのが常識だったように。
ひとむかしまえ、「肉を食べるのはコレステロールが高くなるから体に悪い」というのが医学的常識でしたが、今の医学的常識は「肉もとったほうがいい」であるように。
野球の理論では、昔は「肩を冷やしちゃいけない」「水泳をやっちゃいけない」といわれていたのが、現在の研究成果ではまったく逆であることがわかったように。

学者の常識が、最新の研究によって正反対に転ずることも珍しくなく、どのようなノウハウであれ、絶対の真実だとは限りません。

猫が嫌がることを無理矢理させていると思う、と言いますが
うちの猫の兄弟を生まれてからずっと観察していると、本当に散歩を楽しみにしているようにしか思えません。
間違っているかもしれませんし、思い込みかもしれませんが
散歩に連れてって、と鳴きますし(飼い主を玄関に誘導しようとします ちなみにおやつがほしいときは冷蔵庫に誘導しようとします)、散歩に行くとわかると、眠くても全速力で玄関に走ってきます。散歩に連れて行かないと機嫌が悪くなり、散歩中は機嫌がよく、あまりなついてない家族にも「ニャー」と高い声であいさつします
片方だけ外で散歩しているのを見ると、悲しそうな声で鳴き、ときには先に散歩に連れてってもらった兄弟に嫉妬して飛びかかったりします(兄弟で怪我をするような喧嘩はしませんが)
2人の家族で、2匹で散歩に連れて行ったときなどは、2匹で実に楽しそうにじゃれあい、遊んでいます

猫にとって散歩が生きがいとなることは本当にありえないのでしょうか?

外に出してもらえなくなった猫が、たとえ外に出るのを要求しなくなったとしても、窓から外を見るようになる、といいますが、外を歩くことの代償、代わりにそうしている可能性はないでしょうか?
本当は外に出たいけど、それができないから、代わりに外を見て心をなぐさめている、ということです
我々も窓から外を見ることで散歩した気分になり、仕事の気分転換をすることがあり、
子供を失った代わりに動物を飼い、可愛がることがあります
人間と同じ哺乳類であり、前頭葉が発達している高等動物である猫にそのような心理はありえないのでしょうか?

ちなみにこれも思い込みかもしれませんが、その子は喧嘩が大好きで、外に出ると他の猫ばかり探して、喧嘩をしかけようとします。外で野良猫の喧嘩の声がすれば真っ先に見に行くような子です

もう一匹の子は、温厚な子で、怖がりで、あまり遠くに行きたがらず、庭で虫を追いかけたり、トカゲをつかまえたり、花の匂いを嗅いだり、まったり石の上に座ってひなたぼっこしたり、そういうことばかりしています
それは2匹のもともとの素質、性格、好みの違いと認識しています

散歩の楽しさ。外を歩き回り、好きなことをする楽しみ。これが本当に猫のためになっていないのでしょうか?
そのような生きがいは、本当に猫に与えてはいけないのでしょうか?

ちなみに、交通事故、毒餌、野良猫どおしの喧嘩、病気感染、そのようなリスクがあるから、外飼い、自由飼いしてはいけないことは同意しています
しかし、うちはド田舎であり車も少ない、空き地や広場が多いなどの環境があり、リードも絶対外れないように工夫し、万が一はずれても大丈夫なように車が来たら抱っこし、野良猫とにらみあったら
追い払う、または喧嘩をあきらめさせ他の場所に誘導する、といった工夫をして、安全には万全を尽くしております

もしそれが理由なら、うちに限ってはまず心配がありません。

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