獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200501-40

るるさん ゆっこさんへ
投稿日 2005年1月19日(水)21時15分 投稿者 にんにん


こんばんわ、にんにんと申します。


るるさんへ。

休診日にかぎって心配な症状がでたりしますよね!
ウサギさんの血尿、ようすはどうでしょう。
血の量はどのくらいですか? 今朝よりふえていますか? 

食欲や、様子など、変わったところはありませんか。
明日は病院につれていってあげられそうですか?
どちらにしても、できるだけはやく医者さまに診ていただくという前提で、
わたしのウサギの経験をすこしお話しますね。


うちのウサギはオスですが、もう何ヶ月もずーっと、尿に微量の出血があります。
抗生物質をのみつづけて4ヶ月目です。
お医者さんから潜血をみる尿の試験紙をもらって、自宅で様子をみているところですが、
陽性反応があったからってあわてて病院にこなくてもよい、といわれました。

るるさんのウサギさんは、試験紙をつかわなくても目で見てわかるくらいの血が出ているんですよね。心配ですね。

尿にまざる血は、メスのばあいは子宮の病気での出血という場合もありますよね、
子宮関係だと大出血をして危険なこともあるようですが
膀胱炎の出血だということが確実にわかっているならば、病院(明日行けるとして)にゆくまでに
容態が急変する、ということは少ないのかな? とおもいます。
これは、血尿で病院に通いつづけて、ふたりのお医者さんにうかがったお話から受けた印象なので、もちろん断言はできないのですが。

病院に行くまでに飼主ができることは、正しい時間に服薬させることと、体力のつくものを食べさせて、ゆっくり休ませてあげることだけですね。

あと、血尿の写真を デジカメやビデオなどに撮って、お医者さんにみてもらうのもいいかもしれません。

うちのウサギの貧血がいちばんひどかったとき、血尿の出たペットシーツごと病院にもっていったのですが、資料として先生がデジカメで撮ってくれました。その写真をもって、紹介された病院に転院しました。
その写真はぎょっとするような真っ赤な血尿で、10ccくらいの血が出ているようで、同じ程度の出血がつづけて1、2回あると死んでしまうだろうといわれました。
(そのような大出血のまえには、2〜3ccくらいの出血が前兆としてあるようです)

そのときはあと数日の命といわれましたが、ずぶとくも回復しましたよ! 7才のおじいちゃんウサギですが。
そんな感じで血尿歴(?)の長いウサギの経験談でした。


ゆっこさんへ

悲しい事故でしたね。わたしも読んでショックをうけました。

以前、こちらの過去発言ログか、ネット上でぐうぜん見かけた文章だったか忘れたのですが、
動物への鍼灸治療は関西が本場だというのをどこかで読んだ気がします。
ホリスティック医療をしている動物病院を少し調べてみたのですが、そちらの地名に詳しくないのでよくわかりませんでした、ごめんなさい。

また、去年の11月にウサギ専門雑誌の別冊として出たウサギのマッサージ本があって、
先日書店で取り寄せたのですが、ツボマッサージなどかなり詳しく載っていましたよ。
(本の名前を出していいのかわからないので控えますが、ネット上のウサギ飼主さんのHPなどでかなり話題になっている本です。
「うさぎ マッサージ 本」などのキーワードで検索すれば出てくると思います。)
症例として下半身まひ、斜頚、拡張肢、食欲不振などの症状別のマッサージ法が写真つきで載っていて、いずれも飼主さんのマッサージで、症状を軽減してあげたりできるようです。
鍼灸のお医者さんを探すのと同時に、家庭でできるこういった方法もとりいれてみるのも良いとおもいます。

うちのウサギもいまではすっかりマッサージのとりこで、不正咬合で具合の悪そうなあごのマッサージなどよろこんでされるがままになっています。
おかしな話ですが、病気になったおかげで(?)健康なときよりもずっとコミュニケーションが密になった気がします。病気やけがは、ウサギともっと触れ合えるチャンスとおもえるようになりました。

どうぞお大事になさってくださいね。回復をお祈りしています。



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