獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200806-61

Re:Re:おしっこが。
投稿日 2008年6月13日(金)10時47分 投稿者 プロキオン

尿道閉塞の場合の膀胱穿刺は、実施されますよ。選択肢というよりは、むしろ推奨されています。私もセミナーでそのように教わっています。
これは、まず膀胱の尿をとにかく排出させて尿毒症状態をただちに改善させるというだけでなく、膀胱内圧を下げるという意味もあります。
つまり、膀胱の内圧が高いままだと尿道経由で下方からフラッシュしても、結晶が膀胱まで押し戻しにくくて、膀胱からの圧力ですぐにまた尿道に戻ってきてしまうことがあるからです。膀胱の内圧を下げておけば、この作業がスムースにいくということになります。

水のはいった風船を針で突くという趣がありますので、私なんかですと恐くて抵抗があるのですが、実施の方法とか使用する針とかもお話がありましたし、実施されている先生からも案外大丈夫だったよという話しを聞いておりますよ。

獣医師の先生からの提言であれば、それなりに意味のあることのはずですから、疑問に感じたのであれば、ネットで第三者に聞くというよりも その場で直接確認するようにした方がまちがいありませんし、いらぬ誤解も防ぐ事ができるはずです。
ここで相談される飼い主さん方にしても、主治医の先生とまずとことん話しをすることの方が大切ではないでしょうか。

補足:膀胱穿刺ですが、太い注射器に針をつけてブスっとやるのは、むろん駄目ですけどね。翼状針とカテーテルが必要です。

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