獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-202101-119

Re3:歯周病
投稿日 2013年12月14日(土)21時24分 投稿者 チーママ

失礼しました。毎月消毒のために麻酔と、勘違いしてしまいました。
左奥歯は、上下とも抜いたのでしょうか? それとも下だけ?

ちょうど本日健診だったので、先生にお聞きしてみました。

・歯周病で抜歯というのは、ないわけじゃない。
完全に歯根まで炎症を起こしている状態(レントゲンで白くうつっている)になったら、かえって抜くのは危ない。
歯根と顎の骨がカルシウムによって癒着していることがあり、その状態での抜歯は骨組織まで破壊することがあるので危険。 歯根がきれいに映っているからこそ、それ以上の悪化を防ぐために抜歯したのでは?(抜くなら今しかない)

・化膿が止まれば毎週消毒は必要ないはずだが?? 消毒だけなら、消毒薬を(綿などに含ませて)噛ませればいいので、麻酔は必要じゃないのでは?
おそらく麻酔は、反対側の歯が伸びてくるので、その調節のためにするのではないか?

なるほど… でした。
現在は歯肉も炎症を起こしているし、化膿も見られるので、消毒が必要。(もちろん炎症止めの投薬も出ているかと思います)
炎症が治まれば、毎週消毒は必要ないはず。
月一必要なのは、歯科メンテ。
反対側の歯が伸びすぎるので、調節が必要だろうというわけですね。

ちなみに、我が家のかかりつけは、通常の歯科メンテは無麻酔です。
前歯は歯科用機器を使い、奥歯はニッパーとヤスリです。
ニッパーに関しては賛否両論ありますが、道具というのは使い方次第。このあたりは職人技が必要で、きちんと使えば歯を割るなどということはあり得ない。また歯科用ニッパーも日々改良が進んでいるので、昔とは性能も違うのだと思います。
なので何度でも気軽にできますし、かえって毎月調節するくらいの方が、ちょこっとメンテで済みます。

しかし、そんなかかりつけでも「奥歯の普通の歯を切るのは、麻酔が必要です。ニッパーが使えるのは、とんがった角の部分などで、柱状の歯を短く切るのは難しいです。」との話でした。残った歯がどれくらい伸びて、どれ位かみ合わせに影響するかが問題になります。
しばらくは毎月様子を見て、どれくらい伸びるのか、不都合が起こるのかを観察して、期間を決めるのがよろしいかと。

そして、一番気になさっている麻酔ですが、基本的に麻酔による副作用はあまりご心配いらないと思います。うさぎを扱いなれている獣医さんなら、その点も十分ご経験があるでしょうから、お任せするしかないと思います。
また 高齢になると歯の伸びも遅くなりますし、エナメル質が弱くなって角が丸くなってくるようです。(10歳のシジミの現状)

もっとも我が家のかかりつけ医は、歯周病では以後の歯科メンテの問題が出てくるので基本抜歯はしない方針のようでしたが。このあたりは実際に診察をしていないのでどれほどの問題かわからないし、それぞれの先生のご経験がものを言いますので、よくよくかかりつけの先生とご相談するのが一番かと。 
毎月麻酔をかけるのは心配というのを含め、ご心配事はなんでも聞いてみることです。一番大切なのは、かかりつけの先生との絆ですから。
ぽちさんが、どんなことに不安を抱えているのかを知るのも、治療方針を立てる場合に大事な要素となりますし、説明も違ってくることがあります。
そして、うさぎの体のつくりや薬の効果、病気の内容など、なるべくご自分でも調べるようにするとリスクとメリットが見えてきて、どちらを取るかの判断ができ、納得ができれば安心感も違ってきます。

今日はぽちさんのおかげで、しばしうさぎの骨格標本を手に、先生と歯科談義ができました。 日常、私はうさぎの顎のラインをたどって腫れがないか、痛がるところはないか、でこぼこがひどくなっていないかなどチェックしているのですが…
膿が顎の筋肉の下にたまると、外から触っても分かりにくいとか。
お魚のほほの部分の身は、他と違って筋肉が発達してしっかりした歯ごたえがありますよね。あの部分です。あの発達した筋肉の下に膿がたまったら、確かに排膿されなくては気が付かないです。
それでも、最悪膿瘍になっても、昔よりは今は治療の手立てがあります。なので、あまり抜歯はしないというお考えのようです。

このあたりは、本当に獣医さんたちそれぞれの経験則とご自分でどう治療できるかの問題になりますので、そうした意味でも緊密な先生とのコミュニケーションが取れるようにしてみてくださいね。そうすると、不安もだいぶ軽くなると思いますよ。
またご自分のうさぎさんの歯の状態を良く頭に入れて、食べ方なども良く観察してみてください。食べ方によって「あ、ちょっと手入れした方がいいみたい」とかが、分かるようになりますよ。

何事も、始めは不安で不安で仕方なく、本当に心細い思いをしますね。
私もシジミの慢性腸炎では、不安が先行しました。
でもほぼ一年にもなる今では「上手に付き合う。腸炎のエキスパートになればいい」という気分でいます。
今日も先生とあれやこれやと検討会。アレルギーの線も捨てがたいという話になり、じゃぁどんなものを食べさせようか、これから試行錯誤するつもりです。
自分の子は、先生にサポートしていただきながら自分で守る。お互いその気持ちを持って、頑張りましょうね(^^)v

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