獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-202101-131

Re5:目の病気でしょうか?
投稿日 2014年2月17日(月)10時51分 投稿者 プロキオン

2日がかりで雪掻きをしていて、レスが遅くなりました。

やはり、目が飛び出しているように見えるの方が主訴でしたか。目が白いの方が角膜や結膜の炎症や浮腫ではなく、瞬膜がかかっていたということですね。

これはおそらく、ウサギにおいてはしばしば遭遇する機会がある症例かもしれませんね。眼球が飛び出してきているというのは、眼窩の奥にあるリンパ組織が腫れてきているのではないかと想像しています。そのために角膜の乾燥を防ごうとして、瞬膜が角膜を覆うように突出してきているのではないでしょうか。
このような症例ですと、炎症の段階で抗生物質が効果を発揮してくれれば良いのですが、膿瘍にまで進行してしまうと、眼球の奥にある膿瘍を切開・排膿しなくてならなくなります。ウサギの診療で知られている斉藤久美子先生に随分前にこの対処方法を教えていただいたことがあるのですが、眼球の奥にメスを入れるというのは、獣医師にとっても半端ではない勇気が必要とされます。
もっとも私のところの症例では、切開する以前に膿瘍の方が自壊して、眼球の後ろ側から膿が流れ出てくるという状態に至りましたが。

膿瘍ではなく腫瘍の可能性となりますと、文字通りリンパ系の腫瘍を疑うことになるのでしょう。
緑内障の可能性となりますと、それ以前に異常に赤いレッドアイの状態があったのではないかと考えられます。また、眼球がすでに腫大している段階まで進んでいるのであれば、こちらであれば、すでに視力が損なわれているかもしれません。この場合は眼球破裂をきたさないように眼圧をさげ眼球の腫大が進行させないことがメインとなります。





◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2022 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。