獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-202101-81

ソアホックの床材
投稿日 2013年8月21日(水)21時22分 投稿者 チーママ

プロキオンさん
それがねぇ、意外や意外、手近なところに良いものが(^^)
初めはsusu(検索してみてください)というバスマットということだったのですが、何のことはない、この手のものはいまやホームセンターで沢山見られます。100均でも、お掃除用具として使われているタイプです。
確かどこかの繊維メーカーの物を使って、各社出しているようです。ですからお安いところを見繕えばよろしいかと。

これの良い所は、吸収性が良いのでおしっこで体が汚れにくい。糞は毛足の中に隠れてしまう。なので、日に1度2度の変えは必要ですが、ウサギの足が感染しにくいと思われます。また、適度のクッション性があるので、足裏への負担が軽減されます。
洗いにも耐えますし、乾きも早いので使いやすい素材です。

たった一つのマイナス点は、引っ張る子には使えない(−−)
ひところ試しに使ってみたら、娘は面白がって引っ張るんです。そうすると、モール状の繊維がつながっているので、次々伝線したように駄目になる。いまや人間用バスマットになっています(笑)

アメリカのハウスラビットソサエティでは、合成のシープスキンを使っています。治療法としては、毎日患部を消毒し、医療用合成シープスキン(人間の床ずれ防止用)を敷いたケージで過ごさせるというものです。
今はどうかわかりませんが、以前は医療用合成シープスキンなど手に入りにくかったので、どうしたものかと思っていたのです。

その時に、ある飼い主さんが寝たきりウサギのためにたどり着いたのが、susuだったのです。今まで尿やけしたり、床ずれのようになっていたのが、susuを使うようになってから汚れないので、大変QOLが良くなりました。また多少動けた時には、滑らずに体を起こすこともできました。
その話から、我が家も使ってみてよい感触でしたので、主治医にバスマットを差し上げました。寝たきりや開帳肢やソアホックの子に、試しに使ってもらおうと思ったのですが、大活躍だと喜ばれました。今では、普通にお勧めしているようです。

ソアホックに関してですが、主治医によれば「今の住環境では、多少はげるのは仕方ないです。感染さえしなければ良いので、はげて赤くなってきたらよく注意してみること。かさぶたは下手にはがさないこと。」といわれています。
で、普通は肥満になると・・・と言われますが、体重だけではない気がします。
我が家の小娘(と言ってももう5歳ですが:笑)は、肥満児。ダイエットに必死になったこともありますが、えさを減らしても体重が落ちない。さすがに先生も「体質だねぇ。非常に効率的にエネルギーにかえるんですね」とあきらめ気味。
その娘はあまり動かないし、体重はあるしで、当然ソアホックが起きてもおかしくない。
ところが、息子の方がハゲがひどいのです。
何が違うかと言うと、毛の質。 非常にアンダーコートが密なのです。地肌など見えないくらい密に生えています。当然足裏も密なので、良いクッションになっていて、ハゲにくいようです。
息子はいたって普通の毛質で、かつ家中を駆け回りますので、足裏はかなり薄くなってハゲています。多少かさぶた気味になっていますが、炎症を起こさない限りは放ってあります。

で、お話のモルちゃんになりますと、ウサギのように毛に覆われた手足ではありませんから、ウサギよりなりやすいと思われます。体重だけでなく、人間同様皮膚が弱い子と言う個体差もあるのかもしれません。
ケージに牧草を敷いても、かえって尿などで雑菌が繁殖し、弱くなった足裏の皮膚へのダメージも考えられますね。となれば、前出の敷物を試す価値はありそうです。

私に関しては、他の獣医さん方がどのように指導対処しているかがわかりませんが、大方は「体重を減らす」と言うような事をおっしゃっているようにも思います。床にクッション性を持たせるために、牧草を敷くと言うことも指導しているかもしれません。このあたりは、はっきりわかりかねます。
飼育環境に問題がある、世話の仕方が悪いと指摘すると、飼い主さんの心が落ち込む場合が多いかと思います。
大切に飼っていらっしゃる方ほど、ご自分を責める傾向がありますので、それではよろしくないと思っています。飼育が苦痛になっては、ペットも飼い主も不幸せになるだけです。
お世話をするのは飼い主さんですから、心を傷つけないようにサポートすることが大事かと思っています。
病気にならない動物はいません。病気になったら治せばいい。これから一緒に治していきましょうと、寄り添っていただければ大変うれしく思います。
獣医師が動物のことを思うあまりに、飼い主を責める結果になるのは、よく見聞きします。
飼い主の心のケアにも、もう少し理解をもっていただければ、ペットを飼うことの本当の意味が発揮されると思うのですが。

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