獣医師広報板ニュース

モモンガ掲示板過去発言No.1600-200306-16

ももんがの喧嘩
投稿日 2002年11月8日(金)13時41分 kazunama

ここは獣医関係の掲示板なので、こういうシビアな話題も今後の参考になればと思い、私の経験の話をさせてもらいますね。
とりあえず私のところはタイモモ1種にこだわっていますので、アメモモの場合とは異なるかもしれませんが、
やはり最初は別のとこからきた子たちとは相性が悪い例が多いです。実際今でも縄張り争いがあり、先日も他のゲージ内に不法侵入した
ものだから、そこの主に噛み付かれて、顔や手から流血した子がいます。それでも合同散歩会では、その相性の悪い子同士を離すことは
しないので、何度でも喧嘩しています。ただゲージ内で喧嘩しない様に監督はしていますが・・・喧嘩した時に逃げられるエリアがあれば、
さほど問題にすることはないと思います。ゲージ内での争いは逃げ場がありませんから、追い詰められた方は不利でしょうね。
喧嘩の規模ですが、それはすさまじいものがありますよ。かなりの奇声をあげて団子状態で噛み付き合いになります。
まともに放っておいたら危険を感じる時もあります。ですからちゃんと監督していないと大事になるでしょうね。
さて元々同じ環境下で育った子に関しての喧嘩となると、かなり少なくなりますが、ありえないことではないです。実際ウチでもありました。
原因と思われるのは、出産後または出産した子を失ったりしたことでした。メスがオスを敬遠するようになり、それでもしつこくするオスに
対してメスが攻撃的になり、オスも応戦しましたから大喧嘩となり結局ゲージをしばらく分けました。
しかしながらゲージを分けて約半年の間に合同散歩会の状態を見ていたら、徐々に元サヤに収まったので、最近再び双方の連れ子共々同じゲージに
戻すことができました。
あとももんがの共食いの件ですが、専門書には一般的にはないと記述がありましたが、実際はあります。
ウチで生まれた子が2日で亡くなったことがあったのですが、朝亡くなったことが
明らかだったのですが、親が離さなかったため、夜散歩の時に出そうと思ったら、
帰ってきたら跡形もなかったのです。子食いしたみたいなのです。
思うのですが、生きてるうちには手をかけることはしないかもしれないのですが、
死んでしまったことがわかった時点では、その存在をなくそうとする行動を取るのでは
ないでしょうか?あくまでも推測ですが・・・子食いした親は何事もなかったように
生活していました。
とにかくゲージの中だけの生活では、やはりももんがも満足できていないと思います。
ストレスもたまり易いですし、精神的にも異常になる可能性もあるはずです。
そいうった環境の調整はゲージで飼う以上、飼い主にゆだねられるわけですが、喧嘩が絶対
悪いわけではなく、喧嘩して相手を理解することもあると思うので、ちゃんと仲裁しながらも
喧嘩させるのもいいことだと私は思います。現実にウチの長老と里子の子の関係は
犬猿の仲だったのですが、1年間の散歩会でのやり合いを経て、最近仲良く一緒に
いる様になりました。喧嘩するから分けるだけでは発展はないので、そういうリスクある
賭けをしてみてはどうかと思います。どうでしょうか?


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