獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200002-3

溺れるカエル
投稿日 1999年8月3日(火)10時49分 プロキオン

少し前にこちらで雨蛙のオタマジャクシを飼育していることを
書き込んだのですが、それにまつわる話です。

実はオタマジャクシの中に足が1本しか生えてこないものがい
たのです。
後ろ足は両方とも大腿までで、それ以下がありません。左前足
は白く変色した隆起でしかないのです。つまり、右前足のみが
正常なのです。このオタマジャクシはこの状態で体型がカエル
になってしまい、尾も縮んでしまいました。
足が使えないために水の中から、陸にあがれず、尾もなくなっ
てしまったので、泳ぐこともできず溺れてしまいました。
カエルになれば、呼吸も変わりますので水中では溺死してしま
うようです。かろうじて生きていましたので、近くの水路の水
たまりに離してあげましたが、このまま生存できるとも考えら
れません。

オタマジャクシの時は他の個体よりも大きく、成長も早かった
のに何故でしょう?
単なる奇形なのでしょうか? どのくらいの確立で見られるの
でしょうか。自然界で進行している異常の1つを垣間みたのか
もしれませんが、あまり後味の良くない話ですね。

紫外線の波長が変わってきたので、ダルマガエルが生存できな
くなってきているとか以前ラジオで話していました。
意外と身近なところで自然が変化してきているのを 実感して
しまいました。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。