獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200310-74

「我慢する/させる」という発想
投稿日 2003年10月14日(火)00時51分 はたの

「我慢する/させる」という発想ではなかなか進まないように思います。
 ヒトは時には理性的に振る舞うように見えますが、結局は、ゲノムで見れば他の生物種と同じく、「少し以前の環境に不完全に適応した」存在であり、ミクロには快・不快原則に反応しています。
 理性的に我慢する/させるよりも、自然に対するインパクトが少ない行動を取ることが快となるようなミーム作りを狙うほうが良いような気がします。とはいえ、ミームは必ずしもゲノムに対して優先しませんから、限りはあるのでしょうけれど。

 近過去の恣意的な特定時点における(下手するといくつかの時点の寄せ集めの)自然環境への懐古的なアプローチは好みません。
 地球温暖化、あるかもしれませんしないのかもしれませんが(どちらの立場の学者も始めに結論ありきっぽいので)、温度の変化だけみるならば、過去に「自然に」起こった数十年で10度C前後という変化に比べれば微々たるものです。
 帰化生物、農耕の開始とともに始まっているわけで、そう簡単に根本的な解決は出来ないでしょう。

 根本的な問題は、地球に降り注ぐ太陽エネルギーの配分に帰着します。つまりは人口問題です。
 この解決には、ヒトを減らすか、他所へ移すかしかないでしょう。
 減らすほうは、ヒトも生物種である以上は殖えようとしていること、強烈なミームとしての人権が存在すること、などから困難かと。
 移すほうもミームの抵抗は予想されますが、まだマシそう。幸いにしてカーボンナノチューブにより、軌道への荷揚げに関する原理的困難は解消していますから(技術的課題は山積しているものの)、人類の手が届く化石燃料が枯渇する前になんとかならないでもありません。
 端的にいえば、ヒトがみんなスリランカあたりのエレベータ経由で軌道へ行ってしまって地球はヒト以外のみなみなさまに明け渡す、と。

 河川の道路のダムの帰化動物の拡大造林の・・・というのは、そのための時間を稼ぐ補助的な、あえて言えば小手先の対処法に過ぎないと考えています。まったく必要なくはないでしょうが、もともと自然は移り変わるものなので、ムキになってもしかたない、と。
 自然破壊は近現代社会の産物ではありませんし(江戸時代以前だって自然から搾取する式にかわりはないし)、ヒトの専売特許でもないわけ(自然破壊と言わずに環境と種との相互作用、なんぞといいますが、要は同じこと)でして。

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