犬飼いのパールです。

> 犬と人間の関係に進歩なんてないように思います。

そんなことはないと思いますよ。
その証拠にあづみさんのように、
きちんと飼うことをきちんと飼っていない人に伝える努力を続けている人がいるんです。

> 最近は虐待だらけのような気がします。

虐待することを肯定するわけではありませんが、
他人に迷惑をかける飼い方をしている人が多いのも事実です。

> 鎖につながれ、部屋に閉じ込められ、恐ろしい車に同乗させられ、子宮は切り取られ、
> 挙句の果てに保健所につかまって殺されます。
> 犬に生まれて何かいいことあるんでしょうかね。
> 野良犬君がたくさんいれば犬を飼えない人も接することができるのに。

野良犬が生存できる環境ではなくなったのですよ、日本は。
人口が多すぎる、車が多すぎる、そしてエサになる生ゴミは放置されていないのです。
飢えて放浪することはけして幸せなことではありません。
現代の日本では人に守られて暮らすことが犬の唯一の幸せなのです。

「鎖につながれ、部屋に閉じ込められ」は言い換えれば「大切に守られている」ということです。
「恐ろしい車に同乗させられ」は「どこへでもいっしょに」です。
「子宮は切り取られ」は望まれない子犬を産まないためです。
「挙句の果てに保健所につかまって殺されます」は「保健所につかまる」のではありません。
元々の飼い主によって「保健所に捨てられる」のです。
すべては一人一人の飼い主次第です。

日本のペット事情を批判するだけでは何も進歩しません。
フィラリア予防のことだけを取り上げても、『そんなこと知らなかった』という人が多いのです。
ご近所の小さな輪の会話から、日本のペット事情を改善する一歩が始まります。
「蚊の対策をしていますか?」という一言が、知らなかった人に知ってもらうことになるのです。