私は、ａｉさんは辞めるべきではないと思います。むしろ、続けるべきです。

このところ、「意見交換」の方で獣医師は死と向き合う職業であるという主旨
の投稿をしています。
動物医療の現場において望まない死は、むろんあります。自分自身を責めたく
なることもあります。それでも自分で選んだ道じゃあないですか。頑張りまし
ょうよ。失敗を経験していない人間はこの世の中には１人として存在しません
よ。
獣医師が死と向き合う職業である以上、ＶＴも運命共同体といえます。動物を
死なせてしまった者がもつ悲しみは、理解できるつもりでいます。

泣くなら、どんどん景気よく泣いて下さい！　誰もそのなことで責めはしませ
ん。失敗はフォローしてくれる仲間がいるうちに片っ端から経験しておきまし
ょう。
１人の責任ある立場に立った時に泣くことがないように、今、今回の出来事を
糧にできるようにして下さい。私も助けることができなかった動物達が幽霊に
なって化けて出くるのなら、手を付いてあやまりたいと思ったことが何度もあ
ります。でも、誰も化けて出てきてはくれませんでした。

ミスはミスなのですが、ここで辞めてしまうことの方が、死んだ猫は恨むと思
います。私達は前へ先へと進むことでしか、その負債を精算できない職業なの
ではないでしょうか。失敗をした分、悲しい思いを経験した分、他の動物達に
やさしくしてあげましょうよ。
死んだ子のために、同じ病気の子が来院したら、必ず私の手で助けてみせると
誓ってあげてください。

私は辞めるべきではないと思います。