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アンドリューNDR114      


1999年 アメリカ SF・ロマンス

<監督>クリス・コロンバス
<キャスト>ロビン・ウィリアムズ , エンベス・デイヴィッツ , サム・ニール , ハリー・ケイト・アイゼンバーグ

<ストーリー>
リチャード(サム・ニール)の家に、アンドロイドがやってきた。アンドリュー(ロビン・ウィリアムズ)と名前を付けたその家事用ロボットは、忠実にリチャード一家に仕えるが、彼が、設定されたこと以上のことをすることに、リチャードは気づき始める・・・。

<感想>
TV放映で見たような気がしていましたが、チラッと見た程度で、全部は見ていなかったようです。今回見てみて、ちょっと感動してしまいました(^^)。

この手のSF、しかも主演が、ロビンと言うことで、苦手意識があったのですが、ロビンの演技も、やや抑え気味で、好感が持てました。
なにより、あのロボットスーツがすばらしい〜〜(^^)。中には、本当に、ロビンが、入っているのでしょうか。
ウルトラマンのように、スーツにしわが寄らないことが、驚きです。すばらしい〜〜(^^)。

そして、ロボットっぽい動き方もなかなかよくて、音響効果に助けられてはいるものの、とてもリアルで、すばらしい!ロボットスーツを着て、顔も最初はロボットなのに、やっぱり、どことなくロビンっぽいところがあって、目が離せませんでした(^^)。

後半、ロボットと、人間の違い(=ロボットは歳を取らない)を顕著にするために、時代の流れが速く、なんだか混乱してしまうところもありましたが、ここが、肝心要の所なんですよね〜。
自分をかわいがって、理解してくれていた人間が、歳を取って、どんどん居なくなってしまうのは、悲しいことでしょう・・・というのは、人間っぽい考え方で、ロボットにとっては、それ=不死が最大の長所なのです。
でも、中途半端にものを考えてしまうアンドリューには、きっと悲しいことに違いありません。

人間から見ると、不死に近いロボットの方が、うらやましいからこそ、昔から不老不死の薬が研究されているのでしょう。
でも、この映画は、不死の悲しさも描かれています。
確かに、人間は、死んでしまうからこそ、人生がすばらしいものになるのかもしれません。
ただ、私の近くの人たちは、出来る限り長生きして、出来れば、一緒に死にたいです。そこの所が、うまくいくとは限らないところが、人間であることの悲しいところでしょうか。

しかし、どんなに進化しても、ロボットに、感情はいりません。擬人化することも御法度でしょう。だから、人間型ロボットなど、いっそのこと、作らない方がいいのではないでしょうか。人間は所詮人間であって、神ではないのですからねぇ。
これからの社会は、そこに気をつけないといけないような気がします。 (2006,09,30)



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