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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス      


2022年 アメリカ (EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE)
アクション・アドベンチャー・SF   

<監督>ダニエル・クワン
<キャスト>ミシェル・ヨー, ステファニー・スー, キー・ホイ・クァン, ジェイミー・リー・カーティス

<ストーリー>
アメリカで夫(キー・ホイ・クァン)と共にコインランドリーを経営している中国移民のエヴリン(ミシェル・ヨー)は、納税問題でパニック寸前だった。そんな時、突然夫が豹変して、彼女に全宇宙を救って欲しいと言い出すのだった・・・。

<感想>
アカデミー賞最多ノミネート作品と言うことで、楽しみに観に行きました。
予告編を見た感じではちょっとこれナニ??みたいな感じで、しかも、「スパイダーマン スパイダーバース」以来苦手なマルチバースの世界だとか??
でも、作品賞にもノミネートされてるしと、案外気楽に見始めたのですが・・・。

アメリカでコインランドリーを経営している中国移民の家族の話です。
ところが、突然、訳の分からない世界に突入!
これぞ、マルチバース!という感じの世界観でしたが、残念ながら、私の頭では、ついて行くのが大変で、途中、何度か気を失ってしまいました。
でも、ラストには、この映画のテーマが明確にわかるように出来ていたので、そのあたりでは、ある意味、満足感はありましたが。
結局、映像的には面白かったけど、ストーリー的にはイマイチ乗れませんでした。

主演のミシェル・ヨーは、かつてのアクション女優?の面目躍如の戦いしてました(^▽^)。
さらに、色々な職種にコロコロと変わって、表情も豊かで見応えたっぷり。さすがでした。
ご本人も、色々な役が演じられて楽しかったのでは?
彼女の夫を演じたのは、かつて子役時代に「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」「グーニーズ」など様々な映画に出演していたキー・ホイ・クァン。あの頃の面影は、ほとんどありませんでしたが、あの子がこんな大人になったのね〜と、感慨がありました。
税務職員役のジェイミー・リー・カーティスも、シュールで存在感大、面白かったです。

ただですね、私の頭では、この映画の内容の理解が追いついてゆかず、これが作品賞に選ばれるとは、なんだかアカデミー賞もずいぶん変わったんだなと思いました。
なので、この映画が面白かった人と、私のように???となった人とでは、映画に対する感じ方の大きな違いがあるということなのかもしれません。
この作品がどんな評価をされるのか、授賞式当日が楽しみです。(2023,03,04)



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